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連載シネマチャート

サリンジャーはなぜ孤独を選んだのか 「ライ麦畑の反逆児/ひとりぼっちのサリンジャー」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

1939年、ニューヨーク。作家志望の20歳の青年、ジェリーことジェローム・デイヴィッド・サリンジャー(ニコラス・ホルト)は、短編小説が初めて文芸誌に掲載される。劇作家ユージン・オニールの娘ウーナとの恋も始まり、公私共にこれからというタイミングで太平洋戦争が勃発し、陸軍に入隊する。日々激しくなる戦況や、ウーナがチャーリー・チャップリンと結婚したというニュースを受け、執筆だけが心の拠り所になっていくが、とうとう神経病棟に入院する。終戦後、フラッシュバックに苦しみながら完成させた『ライ麦畑でつかまえて』がベストセラーとなり、ジェリーは一躍時代の寵児となるが、世間に背を向けるようになる。

〈解説〉

作家J.D.サリンジャーの伝記映画。『ハンガー・ゲームFINAL』2部作などの脚本家、ダニー・ストロングの長編映画初監督作。109分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆この時代のNYのメディアやトレンドに興味があり、ディテールを大いに楽しんだ。醜聞のK・スペイシーの無念も思う。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆N・ホルトの顔で「作家の伝記」を超えるかと思ったが、常套句が多すぎて失速する。ホールデンが好みそうにない語り口。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★☆☆☆サリンジャーが好きなら「ライ麦畑でつかまえて」誕生の経緯は感動的? 繊細さと気難しさが想像どおりで退屈した。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆ある種の典型的な青二才が伝説化する過程の興味深さ。『ライ麦畑で出会ったら』と2本立て希望。配役の妙も楽しんだ。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆ホルトはじめ役者陣好演。サリンジャー文学のバイアスが中途半端にかかったせいか、映画の魔法はおりてこなかったか。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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INFORMATION

「ライ麦畑の反逆児/ひとりぼっちのサリンジャー」(米)
1月18日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー
監督・脚本・製作:ダニー・ストロング
出演:ニコラス・ホルト、ケヴィン・スペイシー、ゾーイ・ドゥイッチ、サラ・ポールソン ほか
https://www.rebelintherye-movie.com/cast.html

出典元

韓国<文在寅大統領>には「国際羞恥プレイを」

2019年1月24日号

2019年1月17日 発売

定価420円(税込)