昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

連載シネマチャート

ユダヤ人大虐殺の首謀者・ハイドリヒ暗殺事件の全貌 「ナチス第三の男」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

海軍を不名誉除隊となったラインハルト・ハイドリヒ(ジェイソン・クラーク)は、貴族階級の婚約者リナ(ロザムンド・パイク)の勧めでナチ党に入党する。諜報活動で頭角を現し、ユダヤ人大量虐殺の首謀者として、党内でヒトラー、ヒムラーに次ぐ権力者となる。保護領チェコの統治を開始したハイドリヒの暴走に危機感を抱いた英政府とチェコスロバキア亡命政府は、ハイドリヒ暗殺計画を立案し、ヤン(ジャック・オコンネル)とヨゼフ(ジャック・レイナー)を含む兵士をチェコ領内に送り込む。国内に潜むレジスタンスらと協力して綿密な準備をした彼らは、1942年5月27日、暗殺計画決行の朝を迎える。

〈解説〉

ヒトラーにも恐れられたナチスの高官、ラインハルト・ハイドリヒ暗殺事件の全貌を描く。監督は『フレンチ・コネクション 史上最強の麻薬戦争』のセドリック・ヒメネス。120分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆ 好みのジャンルの映画だが、前半のハイドリヒの人物造型が雑。後半、レジスタンスの話になって面白くなったものの。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆ スリルはあるし、J・クラークの容姿も役に合っているが、前半と後半で話が割れてしまう。脚本をもう少し練ってほしい。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆ アーリア人のプライドが奪われる以前の彼の昔が描かれていれば、ナチの野獣になった怖さをもっと感じたはず。残念。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★☆☆☆同じ史実とはいえ、中盤以降が『暁の7人』や『ハイドリヒを撃て!』と重なりすぎ。人物像の探究に集中すべきでは?

  • 洞口依子(女優)

    ★★☆☆☆英語を話すハイドリヒ。歴史的なハイドリヒ暗殺エンスラポイド作戦のベンツカブリオレ320型Bの爆破描写が薄味で愕然。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
Photo by Bruno Calvo All rights reserved

INFORMATION

「ナチス第三の男」(仏、英、ベルギー)
1月25日(金)より全国順次ロードショー
監督:セドリック・ヒメネス
原作:ローラン・ビネ「HHhH (プラハ、1942年)」(東京創元社刊)
出演:ジェイソン・クラーク、ロザムンド・パイク、ジャック・オコンネル、ジャック・レイナー、ミア・ワシコウスカ ほか
http://hhhh-movie.asmik-ace.co.jp/

出典元

小室圭の乱 「眞子さま洗脳」

2019年1月31日号

2019年1月24日 発売

定価420円(税込)