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韓国“親日派狩り”の象徴か 徴用工裁判めぐり前最高裁長官逮捕

2019/02/03
逮捕された梁承泰前最高裁長官 ©共同通信社

 ソウル中央地検は1月24日、職権乱用などの疑いで、前最高裁長官の梁承泰容疑者(70)を逮捕した。最高裁長官経験者の逮捕は、憲政史上初めてのことだという。

「梁氏は徴用工裁判による日韓関係の悪化を懸念する朴槿恵政権(当時)の意向を受け、判決言い渡しを遅らせたり、担当判事らに原告勝訴の二審判決を破棄するよう求めたりした疑いがかけられています」(ソウル特派員)

 徴用工裁判は文在寅政権発足後に大きく動いた。最高裁が新日鉄住金に賠償を命じる確定判決を言い渡したのは昨年10月のこと。最高裁は三菱重工業にも同様の確定判決を出し、他の下級審でも日本企業の敗訴が続いている。

「徴用工裁判で文政権が“反日姿勢”を取り続けるのは、支持母体である市民団体の影響が強いからです」(同前)

 それが、徴用工裁判をかねてから支援している「民族問題研究所」だ。