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大阪桐蔭、屈辱のセンバツ落選 根尾、藤原らが抜けたチームのいま

2019/02/05

 2本の大優勝旗が飾られた大阪桐蔭の校長室には重たい空気が流れていた。第91回選抜高校野球大会に出場する6校の近畿枠に、史上初となる春夏春の3季連続日本一、そして選抜大会3連覇を目指した同校は選ばれなかった。

 日本高等学校野球連盟からの電話を待っていた今田悟校長は唇を噛みしめたまま動かず、しばらくして「補欠1位」を告げる連絡が入った。

報道陣に悔しさを滲ませる西谷監督 ©共同通信社

 昨夏の春夏連覇達成によって、新チームのスタートがライバル校より1カ月近く遅れた大阪桐蔭は、それでも昨秋の大阪大会で準優勝し、近畿大会ではベスト8進出。大記録のかかった同校の出場は、話題性も加味すれば濃厚と目されていたが、都道府県大会の優勝校を優先する今年の選考傾向と、近畿大会準々決勝での負け方が影響し、選に漏れた。西谷浩一監督は言う。

「私も人間なので落胆する気持ちはあります。ただ、2敗していますのでいたしかたない。まだ大きな夏の優勝旗を持っています。全員で返しに行って、夏日本一という大きな山を登りたい」