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埼玉県内のマタニティクリニックで違法中絶横行の疑い

 埼玉県内にあるマタニティクリニックで、長年にわたり違法中絶が行われていた疑いがあることが、「週刊文春」の取材でわかった。「週刊文春」取材班は病棟日誌や領収書を入手。複数の元スタッフが、母体保護法で禁止された妊娠満22週以降の人工妊娠中絶手術が行われていたことを、「週刊文春」の取材に認めた。

 同クリニックは「年中無休、24時間体制」を謳い、地域で屈指の人気を誇る。

 だが、元スタッフのA子さんはこう証言する。

「クリニックでは、週数オーバーの妊婦さんの違法中絶が頻繁に行われていました。中には33週や34週の中絶もありました」

 元助産師のC子さんは、数年前に退職したが、その直前まで院長の傍らで中絶手術を手伝っていたという。

「長年、院長の手で月に1~2件ほど中絶手術が行われていました。よそでは堕ろせないものも、みんな受け入れてましたから。6カ月(20~23週)、7カ月(24~27週)……昔は8カ月(28~31週)の子の堕胎をしたこともありました。申し送り欄に週数オーバーの記載があると、正直“嫌だな”と思いましたが、雇われている身ですから、指示に従うしかありません」

※写真はイメージ ©iStock.com

 また、同マタニティクリニックで妊娠25週で中絶した内山歩美さん(仮名)は、「週刊文春」の取材に応じ、「22週を超えて中絶をしたことは事実です」と認めた。

 東京産婦人科医会会長の落合和彦医師が解説する。

「満22週以降の人工妊娠中絶は母体保護法違反となり、施行された場合は『業務上堕胎罪』に問われると同時に、各都道府県医師会の調査により、資格停止などの処分を下される可能性があります」

 マタニティクリニックの院長は取材にこう答えた。

「(22週以降の違法な中絶を行なったことは)ありません。ただ、死産はやってます。35週でも、28週でも、死産はありますから。(内山さんのケースは)ご自身が(週数オーバーと)思い込んでいるだけ」

 2月7日(木)発売の「週刊文春」では、傍らで手術を手伝っていた元助産師C子さんらの証言によってさらに詳しく違法中絶の実態を掘り下げるとともに、本来保険が適用されない自己都合による中絶を保険が適用される「死産」扱いにして診療報酬を二重に受け取っていた不正請求疑惑などについても報じている。

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