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次の変節で「完全に野党内での居場所を失った」

 次の変節は小池百合子東京都知事への接近だ。同年8月に民進党に見切りをつけてさっさと離党、9月には小池氏が立ち上げた「希望の党」の結党メンバーに収まった。衆院選前に民進が希望への合流を決め「やりたいと思っていた通りの形になった」と胸を張ったが好事魔多し。希望への公認申請を巡り、野田佳彦前首相ら三権の長経験者の「排除」を宣言し、潮目が変わる。希望は失速、分裂を余儀なくされた民進議員からも恨みを買った。衆院選後、野田氏に詫びを入れた際にも「上からの指示でやむを得ず……」と釈明、野田氏の怒りの火に油を注ぎ、「この一件で完全に野党内での居場所を失った」(立憲民主党幹部)。

 3つ目の変節が自民党の中でも「古い政治」の代表格・二階俊博幹事長へのすり寄りだ。同氏との接点もきな臭い。

「昨年、細野氏が選挙資金5000万円をJC証券から受領していた問題が発覚。実はJC証券の親会社社長と細野氏を引き合わせたのが、永田町で有名な大樹総研の矢島義也会長です。矢島氏は二階氏や菅義偉官房長官とも昵懇で、彼の口添えで二階派入りしたと囁かれている」(政治部記者)

 ただ二階派は静岡県内に若手代議士一人を抱えるだけで影響力は乏しく、自民党静岡県連は冷ややかだ。自民入りには統一地方選、参院選でさらなる踏み絵を迫られそうだ。