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連載シネマチャート

愛国者のCIA職員は、なぜ機密漏洩者となったのか?

『スノーデン』(米・独・仏)――シネマチャート

〈あらすじ〉

2006年、愛国者のエドワード・スノーデン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、CIAの採用試験に合格し、プライベートでは交流サイトで知り合ったリンゼイ(シャイリーン・ウッドリー)と交際をスタートさせる。コンピュータの才能ですぐに頭角を現したスノーデンは、NSA(米国家安全保障局)がテロ防止の目的を明らかに逸脱した諜報活動を展開していること、自分が構築したシステムがドローン攻撃など想定外の目的に使用されていること、自分とリンゼイとの私生活がCIAに探られていることを知り、ショックを受ける。13年6月3日、スノーデンは香港のホテルで英国人ジャーナリストと密会し、米国政府による諜報活動について証言し始める。

〈解説〉

『野蛮なやつら/SAVAGES』以来4年ぶりとなるオリバー・ストーン監督作。愛国者の青年が祖国を告発した経緯を描く。135分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆実話をもとにした現代的テーマの映画で演者達も好演だが、ネット画面の頻出に辟易。事務作業をさせられている気分。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆内幕はかなり調べているが、この監督は反逆者を見ると聖人に仕立てたがる。主演俳優の声に説得力があって救われた。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆プライバシーを軽んじる事が命をも軽んじると痛感。恋する姿が、天才ゆえの苦しみではない事を穏やかに伝えている。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆愛国的な青年が最前線で傷つき姿勢を反転させる。ストーン監督らしい作劇術で現在進行形の問題を扱い、観応え充分。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆J・G=レヴィットの繊細なパフォーマンス(本人に似てる)は最高!でも映像、構成などジグザグで緊張感に欠ける。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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INFORMATION

「スノーデン」
1月27日(金)より、TOHOシネマズみゆき座他全国ロードショー
監督:オリバー・ストーン
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット、シャイリーン・ウッドリー、メリッサ・レオ、ザカリー・クイント、トム・ウィルキンソン ほか
http://www.snowden-movie.jp/