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連載シネマチャート

『ニュートン・ナイト』のような英雄が今こそアメリカには必要?

シネマチャート

〈あらすじ〉

南北戦争が激化する1862年、南軍の衛生兵ニュートン・ナイト(マシュー・マコノヒー)は、目の前で銃弾に倒れた14歳の甥ダニエルの亡骸を母親のもとに届けるため、故郷のジョーンズ郡へと向かう。南軍から脱走兵として追われる身となったニュートンが身を隠した湿地帯には、自由を求める黒人の逃亡奴隷たちがいた。彼らが結成した〈自由反乱軍〉は、南軍から作物や物資を根こそぎ奪われた貧しい村人たちも加わり、一大抵抗勢力となる。1864年、彼らはエリスビルの司令部を占拠し、人種差別のない〈ジョーンズ自由州〉の設立を宣言する。翌年、南北戦争は終結するが、さらなる試練に見舞われる。

〈解説〉

南北戦争の時代に、黒人奴隷を率いて真の自由を求めて闘った、実在の人物を描く歴史ドラマ。脚本・監督は『シービスケット』のゲイリー・ロス。140分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆南北戦争時の秘史、特にKKKの成立事情、南部の沼地の景観など興味深いのに案外ドラマ的ウネリに欠けるのはなぜ?

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆やはりと思わせる南北戦争秘史。濁った芝居のできる俳優たちは巧いが、演出がときおりこわばる。慎重に構えすぎたか。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆自然光での撮影や空撮のない映像に美しさと迫力を感じた。今こそナイトのようなリーダーが必要だろうにアメリカよ!

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆語りは生硬だが熱量は高い。現在へのメッセージ性を強く意識した理念的な歴史劇。マコノヒーは少々堅め。ほぼ四つ星。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆マコノヒーの卓越した演技。英雄譚に寄り過ぎたのか、同時進行の二つの時代構成の均整が悪い。KKKの登場に身震い。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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INFORMATION

「ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男」(米)
2月4日(土)より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次ロードショー
監督:ゲイリー・ロス
出演:マシュー・マコノヒー、ググ・ンバータ=ロー、マハーシャラ・アリ、ケリー・ラッセル、クリストファー・ベリー ほか
http://newtonknight.jp/

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