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亀山 敬司
2017/02/20

誰も読まない議事録、本当に必要?

DMM亀山会長に聞いてみた。

Q 誰も読まないムダな資料、作る意味がありますか?

 会議の議事録を作る仕事を任されています。週一の会議が約2時間と長いうえ、録音してデータ起こしをすると3~4時間かかります。でも、作成した議事録は誰にも読まれず、会議を休んだ人も結局口頭で報告を聞くだけ。上司にも相談しましたが、「記録になるから」と言われるだけです。誰も読み返さない資料を作る必要があるのでしょうか。もっと他の業務に割くほうが有益だと思うのですが。(30歳・男・会社員)

A いちばん重要なのは、その後の行動だよ。

 会社ってやつは大きくなるほど分業が進んで、自分の仕事が何の役に立ってるのやら分からなくなる。そして、いつの間にか無駄な仕事がドンドン増えていくもんだよね。

 ウチでも、俺がむかし依頼した「ビデオテープとDVDの販売比率を毎月出せ」という命令が、何年もず〜っと続いててね。誰も見なくなった表が毎月更新されていたことがあった。

 どうしてそんな風になっちゃうかというと、一つは上で決まったことを否定して睨まれたくないから。もう一つは、やめたほうがいいと言って、逆に自分たちの仕事がなくなるから。みんな生活がかかってるから、やっぱり怖いんだよね。

 そして、会社で決められた常識に逆らわず、ロボットのように言われたことだけを従順にやる、お利口さんになっちゃう。

 キミの言う通り「無駄な仕事はやめる」のが正しい。でも、そんなことは誰でも分かってること。

 キミにとって一番重要なのは、ここからの行動だよ。考えることをやめて上司と同じような人生を送るか?上を説得して会社を変えるか?変わらない会社は見限って辞めるか?

 小さい選択に見えるけど、どの選択をするかで君の人生は全く違うものになるよ。よ〜く考えてね。

 

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