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嵐・相葉雅紀は「月9」の救世主か“おくりびと”か

フジテレビ ©文藝春秋

 低迷が続くフジの看板ドラマ枠の「月9」。最近では「ドラマから撤退して、バラエティ枠になるのでは、という噂も出ていた」(芸能記者)というが、4月からの新ドラマで“切り札”を切ってきた。

「SMAPに代わりジャニーズのエースとなった嵐の相葉雅紀(34)が主演します。『貴族探偵』という一話完結のミステリーで武井咲、仲間由紀恵、中山美穂ら豪華女優陣が脇を固めます。相葉は嵐の中でも昨年のCM起用社数で1位。紅白の司会を単独で務めるほど好感度も高く、幅広い年齢層に人気がある。2年前にミステリーもので月9初主演して、平均12.6%の視聴率を取った実績も買われたのでしょう」(放送記者)

 フジもかなりの気合いの入れようだが、その理由を前出の芸能記者はこう語る。

「昨年の月9は平均視聴率1桁が続いた。“ブランド崩壊”は深刻な状況で、以前は役者の憧れと言われていたのに、今や『出たくない』と言われるほど負のイメージが定着。現在放送中の『突然ですが、明日結婚します』も主演の西内まりやは他の役者が主演を断ったことでおハチが回ってきたと報じられました。案の定、視聴率も1桁で低迷しています。

 ただ、4月は月9放送30周年の節目になります。亀山(千広=60)社長のメンツもあり必死なのです」

 亀山社長と月9の関係をフジOBが話す。

「1987年に岸本加世子(56)主演で始まった月9ですが、企画者の1人が亀山氏でした。その後『ロングバケーション』をプロデュースして30%近い平均視聴率を記録し、出世ラインに乗った。それだけに月9への思い入れは人一倍強い」

 芸能デスクが言う。

「月9に7回も主演している中山の出演も見どころのひとつ。ドラマ開始時には47歳になっている中山はメイド役を演じ、毎回メイド服を着て登場する。私生活でいろいろあった中山ですが、往年のミポリンファンを取り込む狙いと言われています。このドラマが当たれば『月9ミステリー』のネーミングでシリーズ化の話もあるそうですが、失敗すればいよいよ打ち切り話も現実味を帯びてくる。まさに賭けです」

 相葉は月9の救世主か、それとも“おくりびと”か。

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