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NHK「ガッテン!」OBが「管理職の責任」を実名告発

司会の立川志の輔 ©文藝春秋

 NHK総合「ガッテン!」が2月22日放送の「最新報告! 血糖値を下げるデルタパワーの謎」に関して謝罪した件で、18年間番組に携わった元NHK専任ディレクターの北折一氏が週刊文春の取材に応じた。

 当該の放送は睡眠薬と血糖値の関係について特集したもので、「びっくり!睡眠薬で糖尿病の治療ができる」、「睡眠薬の使用で糖尿病発症の予防も」などと、睡眠薬で糖尿病の治療や予防ができると放送した。ところが、これらは医学的な根拠がない情報であったため、日本睡眠学会や日本神経精神薬理学会が即座に抗議。厚労省も「医療現場に混乱をきたす恐れがある」と注意する事態に発展した。これを受けてNHKは番組の再放送を中止し、翌週の「ガッテン!」の冒頭で司会の小野文恵アナウンサー(48)が謝罪した。

 北折氏が語る。

「今回の騒動はボンクラな管理職の責任です。問題の放送直後には元学生バイトから『やばくないですか』とメールが来ました。バイトでも気づくことをスタッフは気づけなかった。私がやっていたころは、収録から放送まで3週間の期間を設け、内容に問題がないか何重にもチェックする体制になっていました。科学環境番組部長と庶務担当部長、制作局長まで試写でチェックし、考査室でもチェックしていた。今回はそこが全部スルーしたことになる。それが最悪な結果を招いた」

 3月9日(木曜日)発売の週刊文春では、過去の「ガッテン!」を徹底調査し、2月22日放送回以外にも複数の特集について問題点を指摘している。

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