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連載シネマチャート

韓国の静かな村で多発する親族虐殺事件 「哭声/コクソン」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

韓国の静かな村で、村人が自身の家族を虐殺する事件が多発する。殺人を犯した者は皆、目が濁り、体中が湿疹で爛れ、言葉を発することができない、獣のような状態で発見される。村人は、いつの間にか山中に住み着いていたよそ者(國村隼)に疑惑の目を向け始める。村の警察官ジョング(クァク・ドウォン)は、幼い娘にも殺人者たちと同じ症状が出始めたため、娘を救いたい一心で友人たちとよそ者の住処を襲撃し、祈祷師(ファン・ジョンミン)に除霊を依頼する。そこに事件の目撃者を名乗る女ムミョン(チョン・ウヒ)が現れ、ジョングは更に混乱してしまう。

〈解説〉

『哀しき獣』のナ・ホンジンが脚本も手がける長編監督第3作。奇怪な連続殺人事件を描くサスペンス・スリラー。韓国の青龍映画賞で、國村隼が外国人として初めて男優助演賞と人気スター賞を受賞した。156分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆迫力たっぷりにたたみかける。それだけに血、体液、泥土の匂いや死臭が迫ってくるようで閉口。祈祷師役、凄い熱演。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆青空と笑顔を封印し、雨と汚れをフル活用している。生身を限界まで引っ張ると悪霊もリアルになる。無類のしつこさだ。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆悪霊は釣り糸を垂らすように喰いつく相手を待っているやら國村のメイクやら、怖さと面白さに首根っこを掴まれた。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆本気で祟られそうな禍々しさだ。『八つ墓村』等を想起させつつ、ゾンビ物の要素も投入したモダンな作り。國村隼、最凶。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆エクソシストやオーメンを想起させ一見笑いを誘うが、得体の知れぬ恐怖へ突き落とす。カメラを向ける國村隼が恐い。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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INFORMATION

「哭声/コクソン」(韓)
3月11日(土)より、シネマート新宿ほかにて公開
監督:ナ・ホンジン
出演:クァク・ドウォン、ファン・ジョンミン、國村隼、チョン・ウヒ ほか
http://kokuson.com/

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