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ポール・マッカートニー “聖地”での追加公演に「これで最後詐欺(笑)」

2015年の公演は盛り上がった ©共同通信社

 元ビートルズのポール・マッカートニー(74)の日本公演が4月に行われるが、これまではイマイチ盛り上がりに欠けていた。

「ポールは昨年のNHK『紅白』にビデオで出演。『日本に行くことになり、ワクワクしている』とメッセージを送り4月27日からの日本公演を発表した。『紅白』で異例のコンサートの告知をしたようなものです。さすがはロック界のレジェンドですが、前回の2015年、席に余裕があったと言われる大阪での公演は今回はなく、東京ドームでの3日間開催と規模を縮小している。年明けから始まったチケットの抽選先行発売もかなりの確率で買えたようで、あまり話題に上がりませんでした」(スポーツ紙記者)

 ポールの来日は波乱に満ちている。

「1975年にソロでは初来日の予定でしたが、ポールに薬物犯罪歴があったことでビザが下りずに中止。1980年に来日した際は大麻不法所持で逮捕され、9日間拘置されて帰された。永久に来日は難しいと見られていたが、1990年についに実現。このときは待ちかねていたファンで大盛況でした。その後、2014年に公演を予定し、来日したものの、腸捻転で緊急入院。公演は中止になった。ただ、翌年に来日し、1年越しに公演を実現させた。封印していたビートルズ時代のヒット曲を解禁し、“これで最後かも”というファンの思いもあって盛り上がった。これで“やはり日本市場は大きい”と今回の公演に繋がったようです」(芸能デスク)

 そんななか、3月9日に追加公演が発表されたのだ。

「4月25日に日本武道館での公演が加わりました。武道館は1966年にビートルズが初来日の際に公演した“聖地”。2年前も1日だけ行いましたが、今後は武道館が東京五輪に向けた改修工事などのため2019年9月から1年ほど使えない。ファンからすると“武道館でポールのステージを見られる最後のチャンス”という思いになる。高齢の一部のファンからは、『もう来ないと思っていたらまた来日。“これで最後詐欺”みたい(笑)』という声も出ていますが、それでも行くのでしょう」(音楽関係者)

 武道館のSS席は10万円もするが、やはり抽選での“争奪戦”になっている。