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“離党するする詐欺男”長島昭久氏がついに民進離党したワケ

石原伸晃氏元秘書の長島氏 ©共同通信社

 東京都議選を前に、公認候補の離党ラッシュが続く民進党。ついに国会議員にも波及し、長島昭久衆院議員(55)が10日、離党届を提出した。小池百合子都知事率いる都民ファーストの会との連携が報じられているが、「本命」は別にいるという。

 旧民主党時代から当選5回を数える長島氏は、思想的にはバリバリの保守派だ。民進党が外交・安保政策などで左に振れる度に離党をほのめかしてきた“前科”がある。党内では「『離党するする詐欺』の常習犯」という不名誉なレッテルも貼られてきた。

 優柔不断で知られた長島氏がなぜ離党に踏み切ったのか。

 ツイッターでは、価値観の大きく異なる共産党との選挙共闘路線は一線を越えており離党に至ったと説明しているが……。

「そもそも、共産党との共闘路線は今に始まったことではない。昨年9月の代表選で出馬に意欲を見せたが、推薦人が集まらず早々に撤退。党内で5人程度のグループを率いていましたが、展望が開けない中、今が好機と見たのでしょう」(民進党関係者)

 都議選前に、無所属となり小池氏との連携をほのめかすことで、影響力の誇示を狙ったというのだ。

「長島氏は都議選の公認候補の元秘書が離党した責任を取るとして、6日に都連幹事長職の辞表を提出した。今回の布石だったのでしょう。ただ、小池旋風の前になすすべなく、都連幹事長が敵前逃亡したとして、地方議員からは『責任放棄』との批判が相次いでいます」(都連関係者)

 長島氏は比例復活のため、次期衆院選まで既存政党に移籍できない。ただ、新党は例外であるため、都議選後に「小池新党」が国政進出した際には、参加する可能性が指摘されている。だが、小池氏サイドは長島氏の動きに冷ややかだ。

「あの人は自民党に行きたくて仕方がない人。比例復活のため、自民党にすぐには行けないから、今は小池氏との連携をちらつかせているんでしょう。『衣の下から鎧が見える』とはこのこと。下村博文自民党幹事長代行は早くも『ウェルカム』なんて言っていますし(笑)」(小池氏周辺)

 長島氏の今後を左右しそうなのが、追随する国会議員の数だ。同氏に近い衆参国会議員3人の離党情報も駆け巡っている。

 維新に続く「自民党別働隊」の誕生はなるのか。

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