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「グッバイ、レーニン!」の監督&主演が再び 「僕とカミンスキーの旅」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

カミンスキー(イェスパー・クリステンセン)は、60年代のニューヨークで“盲目の画家”として時代の寵児となった後、電撃引退をしてスイスの山奥で隠遁生活を送っている。無名の美術評論家のゼバスティアン(ダニエル・ブリュール)は金と名声のために、謎に包まれた老画家の人生を暴く伝記の発表を目論んでいる。彼は、若き日のカミンスキーが愛した女性テレーゼが生きていることを告げ、老画家を屋敷から連れ出すことに成功する。次々とトラブルに見舞われて手持ちの金と車、そして恋人も失ってしまったゼバスティアンは、最後の気力を振り絞り、老画家とともにテレーゼが住むベルギーへ向かう。

〈解説〉

『グッバイ、レーニン!』以来12年ぶりとなるヴォルフガング・ベッカーの長編監督作。架空の画家と実在のアーティストが混在するモキュメンタリー手法のロードムービー。123分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆カミンスキーの人物造形は迷走ぎみだが、'60年代アート界の戯画化とドイツのローカル風景など私的好みゆえ、つい甘く。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆着想はけっして悪くないのに、「こうすれば客に受けるぞ」の狙いが裏目に出ている。主演俳優の誇張した演技も逆効果。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆金と名声ほしさに始まる美術評論家の旅が、己の内面と向き合う珍道中になるとは。エンドロールの動く絵画も見逃せず。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆悪童や食わせ者を装ったお人よしの映画。話法の程良い外連味は支持したいが、天才芸術家の業を凡人の論理で捉え過ぎか。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆妄想燃料で扇動するロードムービーか?!  美術好きなら笑える捏造エピソード。ホームレス役に安定のドニ・ラヴァン!

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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INFORMATION

「僕とカミンスキーの旅」(独、ベルギー)
4月29日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー
監督:ヴォルフガング・ベッカー
出演: ダニエル・ブリュール、イェスパー・クリステンセン、アミラ・カサール、ドニ・ラヴァン、ジェラルディン・チャップリン ほか
http://meandkaminski.com/

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