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鳩山由紀夫が民進党OB会に入会拒否されちゃった

最近もツイッターが炎上 ©文藝春秋

「先日、岡田さん(克也・民進党前代表)が久しぶりに事務所へ来るので懐かしいなと思っていたら、民進党・旧民主党のOB・OG会を設立するけれども、『鳩山さんにはご遠慮願いたい』と言われました。民主党は私が作った党なんですけどね」

 4月16日、鹿児島での会合で鳩山由紀夫元首相は、こんな“自虐ネタ”を披露し、会場を沸かせた。

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 この席で、鳩山氏は森友学園問題にも触れ、幸夫人と安倍昭恵夫人の“新旧ファーストレディ”を比較したという。

「『かつて私が首相だった頃、妻が韓流スターを公邸にお招きし批判を受けたことがありましたが、“夫人付き”の公務員の秘書はいなかった』と、安倍首相夫妻の公私混同ぶりを批判していました」(出席者)

 民進党のOB・OG会は、今年3月、民進党の常任幹事会で設立が決まった。鳩山氏は自ら離党届を出していたため、入会資格がないという。岡田氏も本誌の取材に事実関係を認めた。

「鳩山さんをお訪ねしたのは事実です。OB・OG議員会の設立にあたり、総理・代表まで務められた鳩山さんに敬意を表して、ご説明にお伺いしました。鳩山さんからは、OB・OG議員会に入会しないことについて、ご了解をいただいています」

入会拒否を通達した岡田前代表 ©文藝春秋

 政治部記者が語る。

「同会は衆院3期以上か、参院1期超で引退した元議員が対象で、藤井裕久氏や輿石東氏などが入る予定です。現在の蓮舫体制で現役議員の力不足が指摘されるなか、引退議員に意見を仰ぐのが目的です。中国・韓国に利用されていると批判が多い鳩山氏は敬遠されたのでしょう」

 2012年の政界引退後、鳩山氏はその“友愛”ぶりを加速させている。

 昨年には、中国主導のアジアインフラ投資銀行の諮問委員会の委員を引き受け、大きな批判を浴びた。

 また最近は中国やロシアなどにも精力的に足を運んでいる。

「大学などの教育機関から講演を依頼されることが多いのです。現地を訪問した際、政府関係者と面会するなど、各地で独自の人脈を広げています。ロシアでは日露首脳会談の前に、元閣僚から『北方領土の返還交渉はうまくいかないはずだ』と知らされていたそうです」(民進党関係者)

 側近である川内博史元衆院議員によれば、年初には投資家のジョージ・ソロス氏とも会食をしたという。

「京都の料亭で、私も同席しました。ソロス氏は鳩山先生に対して、『日本人は誰に会っても判で押したように同じことしか言わない。あなたのようにまったく違う考え方を持つ政治家がいるのを初めて知った』と感嘆していました」

 鳩山氏に取材を申し込んだが、「国内外の出張や講演準備等で多忙を極めており、時間調整ができませんので、お断り申し上げます」とのことだった。

 民進党は、OB・OG会に“ハト小屋”を作り、しっかり管理すべきではないのか。