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若かりし頃のウディ・アレンを思い出させる最新作 「カフェ・ソサエティ」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

1930年代アメリカ。ニューヨーク・ブロンクスに生まれ育ったユダヤ人青年ボビー(ジェシー・アイゼンバーグ)は刺激を求めてハリウッドにやってきた。映画業界の有力者である叔父フィルの雑用係として働き始めたボビーは、美人秘書ヴォニー(クリステン・スチュワート)に猛アタックを開始する。フィルと不倫関係にあるヴォニーは2人の間で揺れ動くが、最終的に妻と別れたフィルを選ぶ。失恋して故郷に戻ったボビーは、ナイトクラブのマネージャーとして手腕を発揮し、店は地元の名士が集う人気店となる。美女ヴェロニカ(ブレイク・ライブリー)と結婚して父親となり、順風満帆の日々を送るボビーは、来店したフィル&ヴォニー夫妻を前に激しく動揺する。

〈解説〉

『教授のおかしな妄想殺人』に続くウディ・アレンの脚本・監督作。青年の恋と人生を描くロマンティック・コメディ。96分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★★30年代ハリウッド映画への憧憬と敬慕がひしひしと。洒落っ気と茶目っ気、横溢。キャスティングとファッションも見事。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆30年代芸能界と旬の女優たちを撚り合わせ、軽妙に調理している。娑婆の移り気と苦みを描く手際はやはり玄人仕事だ。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆衣装や車が豪華。街並みは美しい。ボビーのもどかしいキスシーンは若かりし頃のアレンのよう。男の純情を楽しめた。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆『アニー・ホール』以降のアレン節が総合的に蘇る。安っぽいラブソングに諸行無常の深みを持たせる円熟の語りを堪能。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆クリステンの些細な表情や衣裳。光と陰の巨匠ストラーロによる映像、特に浜辺の場面にウットリ。懐しいアレン節。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
Photo by Sabrina Lantos ©2016 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.
INFORMATION

「カフェ・ソサエティ」(米)
5月5日(金・祝)より、TOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー
脚本・監督:ウディ・アレン
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、ブレイク・ライブリー、スティーヴ・カレル ほか
http://movie-cafesociety.com/

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