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中江有里にメールで「死ね」 芸能人専門“スターストーカー”対策は?

「大変不安な日々を過ごし」とツイート(5月4日) ©文藝春秋

 4月29日、脚本家やコメンテーターとしても活躍する女優の中江有里(43)をメールで脅迫したとして、自称・新聞販売員の男が脅迫容疑で逮捕された。

 警視庁担当記者が話す。

「男は昨年12月と今年1月、殺害を示唆する脅迫メールを送った疑いがもたれています。内容は『別の芸能人のお母さんがビルから飛び降りて自殺したそうですが中江さんは大丈夫ですか?』や『さっさと消えろ。俺の前から 死ね』といったもので、どこから入手したのか親族の写真までが添付されていた。相談を受けた警視庁も殺人を示唆するものとして捜査を開始。発信元も偽装せずに送っていたことから程なく本人を特定し、逮捕に踏み切りました」

 中江は1989年にデビュー後、女優としてキャリアを積み上げる一方、趣味の読書を生かして文化人系芸能人として活躍。情報番組「とくダネ!」(フジテレビ系)ではコメンテーターを務める。番組では「親族に危害が及ぶのではないかという非常に怖い思いをしました」と、およそ4年前から被害に遭っていたことを告白した。

「実は中江は昨年末、産経新聞のコラムでもストーカー被害について触れています。数年前にも同様の被害を受け、執拗なメールに対し、警告文を出したが効果がなく、《相手が仕事先に数度出没したことから身の危険を感じて警察に相談した》と書いている。被害届を出したのは今回が初めてだといいます」(同前)

 捜査関係者が話す。

「ツイッターを使ったストーカーが逮捕された眞鍋かをりなど、メールやツイッターなどでファンと直接やり取りをする現代の芸能人にとって、ファンとのトラブルは日常茶飯事。芸能人専門のストーカーを指す『スターストーカー』という言葉まである。脅迫メールの中には微妙な表現も多く、完全に対応し切れていないのが現状だ」

 ストーカー絡みの事件は、今回と同じ脅迫事件だけをみてみても、2011年に90件だった検挙件数が15年には362件に急増。脅迫事件全体の1割強を占めるまでになっている。

 中江が度重なるストーカー被害から導いた結論は《(ネットでは自分で)自分を守っていくしかない》。それが今後も是とされてはたまらない。

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