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やはりバラエティ向き
早くも民放で始まる古舘伊知郎“争奪戦”

source : 週刊文春 2016年6月30日号

genre : エンタメ, 芸能, テレビ・ラジオ

しゃべる量が凄い
Photo:Kyodo

 今年の3月で12年間に亘りキャスターを務めた「報道ステーション」(テレ朝系)を降板した古舘伊知郎(61)に、再びテレビ界から熱い視線が注がれている。

「古舘は報ステの最後の放送で言った『死んでまた再生します』の言葉通り戻ってきた。

 まず10日放送の『ぴったんこカン・カンスペシャル』(TBS系)にゲスト出演。司会の安住紳一郎アナ(42)と共に古舘のルーツを辿るロケに参加しました。立教大の先輩・徳光和夫(75)もゲスト出演するなか、完全に“バラエティの顔”になっていた。マシンガントークも冴え、安住もタジタジ。注目された視聴率は16.6%と通常よりも2ポイントアップで古舘効果を見せつけました」(放送記者)

 続けて12日放送の「おしゃれイズム」(日テレ系)にもゲスト出演した。

「視聴率も同じく2ポイントアップの13.8%でしたが、番組の中で古舘は『喋りたい衝動が止まらない』と語り、まさに“水を得た魚”のように喋りまくりました。司会の上田晋也(46)が『やばい、やばい。絶対に(司会は)渡さねえからな』と言ったのが、なまじ冗談とは思えないほどの喋りっぷりでした」(同前)

 民放OBも古舘の凄さを認めてこう話す。

「小倉智昭(69)や宮根誠司(53)といった司会者や、明石家さんま(60)、タモリ(70)といったタレントとも違う特異なキャラを持っている。彼がライフワークとしているトークライブが盛況なのも、頭の回転の速さと豊富なボキャブラリーで作る“古舘ワールド”が確立されているから」

 今後の展開を芸能デスクが解説する。

「プロレスやF1の中継から報道番組まで、新しいスタイルを確立してきた古舘。民放が狙うのはこれまでにない新しいバラエティが濃厚。『ニュースのサイドストーリーをやりたい』という古舘の願望から、政財界からスポーツ界まで人物に焦点を当てた番組の話もすでに出ている。

 今回“新生・古舘”が数字を取れると証明したことで、秋の改編期に向け古舘の争奪戦が本格化するのは必至でしょう」

 かつては「燃える闘魂」「音速の貴公子」など秀逸なフレーズを連発していた古舘。やっぱり報道番組はミスキャストだった!?