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31年の長寿番組「生活笑百科」司会
笑福亭仁鶴も勇退へ!?

source : 週刊文春 2016年8月4日号

genre : エンタメ, 芸能, テレビ・ラジオ

本人の意向はいかに
Photo:Kyodo

「四角い仁鶴がまぁーるくおさめまっせぇ」のフレーズで土曜の昼に笑いを届けて丸31年。NHKの長寿番組「バラエティー生活笑百科」の司会役「相談室長」を長年にわたり務めてきた笑福亭仁鶴(79)に勇退の時期が迫ってきているという。

「仁鶴は桂文枝と並ぶ上方落語界の顔です。最初の1年は西川きよしが室長でしたが、参院選出馬に伴い仁鶴に交代した。放送も2年目からは関西ローカルから全国ネットに格上げされました。

 大阪らしいベタな内容ですが、弁護士の法律解説もあり、茶の間に定着しています。日テレの人気番組『行列のできる法律相談所』のモチーフになったとも言われている」(在阪の放送記者)

 長寿番組の宿命である綻び。それは仁鶴自身の身に起きた。テレビ関係者が明かす。

「前兆が2年前でした。それまで立って番組を仕切っていた仁鶴が座るようになった。高齢のため、2本撮りの収録が体力的にしんどいのを和らげる配慮と見られていました。

 それに加え、喋り方もぎこちなくなることがあり、“大丈夫か?”と心配する声も出ていました。ただ、吉本興業の特別顧問という肩書きのある大御所に直接意見を言える人はいませんでした」

 今年4月、ついに番組サイドから応急手当が施された。

「4月からかつて相談員として出演していた、故・桂米朝の弟子・桂南光(64)を『室長補佐』として抜擢したのです。司会役の隣に座って司会業務を補佐するという異例の事態ですが、実際は南光が番組を仕切り、仁鶴は返事をするだけになった。仁鶴本人も『暇になった』と言っています。この“人事”は秋の改編期をメドに室長を南光へバトンタッチする伏線とも囁かれている」(芸能デスク)

 とはいえ、番組貢献者の交代はそう容易ではない。

「今年5月、『笑点』の50周年の節目に仁鶴と同じ歳の桂歌丸が司会を勇退しましたが、一方で不倫スキャンダルがあった文枝は45年続いている『新婚さんいらっしゃい!』を続投。重鎮はそう簡単に自ら降りないし、首に鈴をつけられる人もいない。補佐役を付けたことで、本人に自覚を促す意味合いもあるようですが……」(同前)

 勇退も「まぁーるく」収められるか。