文春オンライン

獣神サンダー・ライガー激白!「仁鶴師匠は僕の神様」

“テレビっ子”獣神サンダー・ライガーが語るテレビのこと #2

note

最近ちょっとね、壁にあたってるというか。クイズ番組で

――ライガーさんは最近、結構クイズ番組とかも出てらっしゃいますよね。

ライガー はい、出させていただいて。クイズ番組というのも大変なものですよね。最近ちょっとね、壁にあたってるというか。生意気な言い方をさせてもらうと、クイズ番組において僕らのキャラってどういう部分を望まれてるのか分からなくて。常に真剣に答えてるんです。それで正解して、「ヨイショー!」とか言ってるんですけど、これでいいのかなって。

――ちょっと悩んでる。

ADVERTISEMENT

ライガー 悩んでます(笑)。

マネージャー この間優勝しましたもんね。

ライガー そう、だから優勝しちゃうんですよ。

――しちゃう(笑)。

ライガー こんなんが優勝したら、バッカだなーって。もっと他の方が活躍されたほうが、番組的には面白いのかなって思うんです、真剣に答えてますからね。それで、「ここで譲れバカー」っていう自分と「いやそうじゃないだろう」っていう自分がせめぎ合ってるんです。

 

共通のものがあるんじゃないんでしょうか、芸人とプロレスラーには

――テレビに出て、この人はすごいと思ったような共演者っていらっしゃいました?

ライガー 最近観てて、番組でご一緒させていただくこともあるんですけど。えーと、あの人……。ほら名前出てこないでしょ、年だからなー。「キャミソール」じゃなくて。

――キャミソール?(笑)

ライガー バズーカじゃなくて。大きめの女の人とペアを組んでる……

――カズレーザー?

ライガー カズレーザー! キャミソールじゃない(笑)。

――なんでキャミソール(笑)。

ライガー だから横文字並べれば大丈夫かな、みたいな。それぐらいの知識なんです(笑)。カズレーザーさんはすごく礼儀正しい方で、TBSのスタジオのところにあるトイレで一緒になったんですよ。それで「ライガーさん、すいません。僕カズレーザーと申します。ちょっと握手してください」って。僕、用をたして手を洗ったばっかりでビッチョビチョだったから「ちょっと待ってくださーい」とか言って、急いで乾かして(笑)。

――あはは(笑)。

ライガー それで握手したら「ありがとうございました!」って言って、とても礼儀正しい方でした。

――どういうところがすごいなぁと思いましたか。

ライガー やっぱりクイズ番組での、頭の回転の早さです。この人賢いな、機転利くしっていう頭のキレがいい人というのは見ててわかりますよね。いちいち言うコメントとか面白いんですよ。“キレる”スマートな人だと思います。

――お笑い芸人さんで、プロレス好きってすごく多いと思うんですけど。それってやっぱり何かしらの共通点があるからなのかな、とかって思うんですけど。ライガーさんは何か感じたりとかしますか?

ライガー 男の子って、10人が10人じゃないと思いますけど、プロレスラーになりたいなとか、プロレス面白いって思ってくれた子たちって多いと思うんですよね。で、プロレスラーにはなれなかったけど、それでも自分で何かを表現したいと思って芸人の世界を選んだ人も中にはいると思うんです。そういう「自分を表現したい」という共通のものがあるんじゃないんでしょうか、芸人とプロレスラーには。僕自身、リングは試合をする場でもあるけれども、自分自身を表現する場だとも思ってますし、逆に芸人さんは芸人さんで、舞台に立って、コントしたり漫才をしたりで、お客様を笑わせることで、自分を表現する。だから、芸人さんからよくしていただけるんじゃないかなと思ってます。それは本当に感謝しています。

 

――芸人さんは優しい?

ライガー 芸人の方から見れば、僕ら素人ですからね。なのにああやって気を遣って、こうした方がいいですよ、ああした方がいいですよと言ってくれますから。

――逆にバラエティー番組とかで、こういう風に扱われたくないなっていうようなことってありますか。

ライガー 僕は、ないですね。