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メル・ギブソン 10年ぶりに監督復帰「映画は最高のリハビリ」

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映画監督、俳優のメル・ギブソン

「監督業に復帰できて幸せだよ。俳優の仕事も楽しいし嫌いではないけれど、僕が心からやりたい仕事といえば映画をつくることなんだ」

 メル・ギブソンが10年ぶりに『ハクソー・リッジ』で映画監督としてカムバックした。スター俳優として活躍する一方、『ブレイブハート』でアカデミー賞作品賞を受賞し、監督としても高い評価を得たが、DV問題や差別発言などのトラブルで第一線から姿を消していた。

「プロデューサーから持ち込まれた企画なんだ。彼らは15年間この物語を映画化しようと四苦八苦していた。脚本を読んで、驚愕したね。こんな英雄がいたなんてね!」

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 アカデミー賞6部門にノミネート、2部門で受賞した『ハクソー・リッジ』は、第2次世界大戦中、信仰上の理由から武器をもつことを拒否、衛生兵として沖縄戦など最前線で多くの人命を救ったデズモンド・ドスの実話の映画化だ。

「武器を持たずに戦火に飛び込むなんて、なんてことなんだ!彼の信念は僕の信仰さえも大きく変えてしまったんだ」

 俳優としての次作は、『博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話』。実在の言語学者を演じるが、「映画にのめり込むことは最高のリハビリになる」という。

INFORMATION

映画『ハクソー・リッジ』
6月24日公開
http://hacksawridge.jp/

メル・ギブソン 10年ぶりに監督復帰「映画は最高のリハビリ」

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