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天皇皇后が遠路・女川訪問決行
雅子妃の活動も活発傾向だが…

source : 週刊文春 2016年3月31日号

genre : ニュース, 社会

試写会での皇太子ご一家。右端は岡田准一
Photo:Kyodo

 天皇皇后は3月16日から2泊3日で福島・宮城両県の被災地を訪問された。今回の被災地訪問では、初めて宮城県女川町を訪れられた。

 宮内庁担当記者が語る。

「女川は全町民の1割に近い827人もの死者・行方不明者を出した自治体。象徴的な被災地の一つです。両陛下は、どうしても行きたいと願われてきましたが、いかんせん地の利が悪い。町には適当なホテルがなく、ホテルのある仙台からは遠い。宮内庁は今回、往路にも復路にも2カ所の休憩所を設ける異例の対応によって、女川訪問を可能にしたのです。たださすがの長旅で両陛下のお疲れは相当だったと言われています」

 天皇は2月末から3月初旬にかけてインフルエンザに罹られたが、3・11の震災関連の公務にはお出ましになった。

「11日の東日本大震災5周年追悼式に出席し、13日には震災復興支援チャリティコンサートを鑑賞されています。被災者に心を寄せる両陛下のご活動に被災者は勇気をもらい続けているのです」(同前)

 一方で最近、皇太子ご一家のご活動も活発だ。

 宮内庁関係者が語る。

「3月8日に六本木ヒルズで岡田准一主演の映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の試写会をご一家でご覧になっています。14日には東京都美術館でボッティチェリの絵画展を鑑賞された。雅子妃殿下のご体調が頗る良いようです」

 しかし天皇皇后と皇太子ご一家のご活動の“質”の違いを指摘する声もある。

「試写会では、皇太子さまが岡田さんに『軍師官兵衛』と声をかけ、愛子さまを岡田さんの横に座らせた。岡田さん主演の作品は他にも『図書館戦争』『永遠の0』『蜩ノ記』を見た、とご一家でアピールされたそうです。活発なご活動で雅子さまの復調ぶりを強調したいようですが、ご一家ではしゃいでいるようにしか見えませんでした。

 絵画展は日伊国交樹立150年を記念した公務ですが、一連のご活動は、愛子さまの休みにあわせた皇太子さまの家族サービスとしか思えない。両陛下が震災5年にあわせて体調を整えられている時に映画の試写会とは、空気が読めていないのではないでしょうか」(別の宮内庁担当記者)

 皇太子ご一家は、22日から長野に毎年恒例のスキー旅行に出かけられる。