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新種のゾンビ映画 「ディストピア パンドラの少女」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

近未来のイギリスでは、ウィルスのパンデミックにより、ほとんどの人類が生きた肉を喰らう〈ハングリーズ〉と化していた。隔離された基地では、コールドウェル博士(グレン・クローズ)を中心に、ワクチンの開発が急務で行われている。その検体は、ウィルスに感染しながらもハングリーズにならず、思考能力を持ち続け、普通の見た目を持つ〈2番目の子供たち〉だ。その中のメラニー(セニア・ナニュア)は非常に高い知能と人間的な感情を持っており、ジャスティノー先生(ジェマ・アータートン)を敬愛している。ある日、ハングリーズの大群が基地を襲う。窮地をメラニーに救われたジャスティノーは、パークス軍曹(パディ・コンシダイン)やメラニーらと共に脱出し、ロンドンを目指す。

〈解説〉

M・R・ケアリーが自身のベストセラー小説を脚本化し、テレビドラマを多数演出してきたコーム・マッカーシーが監督した、SF・サバイバル・ムービー。111分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆主演少女の演技に目を見張る。G・クローズもさすが。終末的風景のスケール感、ディテール、サウンド。立派な悪夢。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆知恵を絞れば、ゾンビ映画の種は尽きないようだ。脇役も渋いが、S・ナニュアの反射神経に驚く。ゲーム的な縛りは月並。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆知的な眼差しのメラニーの表情がいい。不幸なようでラッキーな結末も納得。食べる事がこんなにも恐ろしい行為とは。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆ヤングアダルト系ゾンビ映画の新奇種、と呼ぶには定型を律儀に守り過ぎか。意欲作の域だが、もっと強い独創が欲しい。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆カズオ・イシグロ+ロメロを想起させるも、作り手側の享楽が先行気味。捕食者と台湾アリ茸の恐怖は更なる展開が欲しい。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
©Gift Girl Limited/The British Film Institute 2016
INFORMATION

「ディストピア パンドラの少女」(英・米)
7月1日(土)、新宿バルト9ほか全国ロードショー
脚本:コーム・マッカーシー
出演:ジェマ・アータートン、セニア・ナニュア、グレン・クローズ、パディ・コンシダイン ほか
http://pandora-movie.jp/

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