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武田 砂鉄
2017/07/17

武田 確かに、見事にカネで解決されてました。

スー 解決っていうか、解消できるって感じですかね。

武田 行ったことない人間からすると、1回行ったら2回目行かなきゃいけない中毒性を植え付けられるんじゃないかって警戒心を抱いているんですけどね。

スー まあ中毒性はありますよね。好きになるとどうしても。砂鉄さんに「ここに行ってきてくれ」って指令を出して、武田さんがレポートするっていうのどうですか? 私は何もしないやつ。

武田 操縦するだけ(笑)。望むところです。

スー 誰かに指図されてでもやっておいたほういいかも。『貴様~(※貴様いつまで女子でいるつもりだ問題 )』のとき、「30代は食わず嫌いを1個でも無くしておいたほうが肩の関節が動くようになりますよ」というようなことを書いたんですけど。食わず嫌いが多いんですよね、コンプレックスのある人間は。

武田 初心者はどういうところに行けばいいんですかね?

スー どういうものが好きかによります。生理的に同性のおっさんに触られるのは嫌って人もいるじゃないですか。深層心理をひっくり返してみたら、正直ただ癒されたいだけなので若い女の子に優しくされればそれでいいって人もいます。

武田 それは嫌ですね、スーさんがイケメンに揉まれるのは嫌っていうのと同じで。女性に揉まれたら、ひたすら「申し訳ないです」と思うはず。

スー 理屈が好きな人におすすめなのは、ストレッチですね。ひたすらストレッチさせられて、あられもない姿になるので恥ずかしいんですが、自分では伸ばせない筋肉を発見するという意味で意義があるというか。あと、可動域が圧倒的に広がる。人体実験として面白いですよ。

武田 そこから入りますかね。今、椅子に座る時、背もたれとひじ掛け、この2つのカドがないと座りたくない状態が続いているんで、マズいんです。たまに背もたれのない丸椅子の飲み屋に連れて行かれると、「1カドもねぇのか」って不快になるんで(笑)。

スー 疲れすぎですよ。

©文藝春秋

インタビュー構成 武田砂鉄

コンプレックス文化論

武田 砂鉄(著)

文藝春秋
2017年7月14日 発売

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