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連載THIS WEEK

近藤 奈香
2016/06/04

サミットで大注目
イケメンすぎるカナダ首相の素顔

source : 週刊文春 2016年6月9日号

genre : ニュース, 国際, 政治

「若い頃のトム・クルーズに似ている」とも
Photo:Kyodo

〈日本人、イケメン首相ジャスティン・トルドーに夢中〉(ジャパン・タイムズ)

 5月27日に閉幕した伊勢志摩サミットについて、少なくない海外メディアが、日本でカナダのジャスティン・トルドー首相(44)が大人気、という記事を掲載した。

 190センチ近い長身に、甘いマスクで、役者やボクサーとしても活躍。日本のツイッター上でも、カラスの刺青の入った上半身裸のトルドー氏の写真が溢れた。私生活では05年に元ニュースキャスターでモデルのソフィー夫人と結婚し、3児の父でもある。

 華麗すぎる経歴は、筋金入り。トルドー氏の父、ピエール・トルドーも、首相として、「多文化主義」を掲げて、現在のカナダの基礎を作り上げた伝説的な政治家だ。

 当初は政界に興味のなかったジャスティンだが、偉大な父が2000年に死去したのを受けて、08年に野党の自由党から初当選。12年に行われたボクシングのチャリティーマッチでは、下馬評を覆して対戦者に勝利し、「お坊ちゃん」イメージを払拭、人気がブレイクした。自由党党首として臨んだ15年の総選挙では圧勝、10年ぶりの政権交代を果たして、首相に就任。新内閣の閣僚は男女同数で、その理由を記者に聞かれたトルドーは「もう2015年だから」と一言、答えて話題となった。

 その政策は、父の理念を踏襲しつつ、マリファナ合法化や、中産階級に資金を供給するために富裕層に増税を課すなど、多岐にわたるが、日本に対するスタンスはどうか。

 今回の来日では、カナダの中産階級の就職先を増やすべくトヨタ自動車、ホンダ等を次々訪問。ツイッターでは、日本企業がカナダの雇用を助けてくれている事、日本との良い関係がカナダに重要なことを英・仏語でアピールしている。

「カナダに皇室はありませんが、トルドー家は限りなくそれに近い家柄で、今回も真っ先に来日し、明治神宮を訪れた後、天皇、皇后両陛下と面会しています。人間的にもオープンで、オバマ米大統領のヒューマニズムの継承者との声もある。G7の中でも親日的といえます」(外信部記者)

 日加関係に新たな展開をもたらす“イケメン首相”の更なる活躍に期待したい。

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