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住宅街で見つけたとっておきの場所 赤羽・子どもの本 青猫書房

2015/08/08

genre : エンタメ, 読書

note

ゆっくり本を選べる場所に

店主・岩瀬惠子さん、『今日』とともに。

【本の話WEB読者にオススメ】

 岩瀬惠子さんのオススメ本は、伊藤比呂美さん翻訳の『今日』(福音館書店)。

 インターネット上に流れていた詠み人知らず的な英詩を詩人の伊藤比呂美さんが訳したもの。特に、毎日子育てにいっぱいいっぱいなお母さんたちに読んでほしいという。

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 岩瀬さん自身も、3人の子どもを育てた経験から、なかなか子ども連れでゆっくり過ごせる、安心できる場所がないという悩みがあった。青猫書房の売場には、そういうお母さんお父さんに、子どもと一緒にゆっくり本を選んでほしいという思いが活かされている。

 

黒猫のサインが白い壁に映える。

【オマケ:青猫書房の由来】

 開店が決まって書店名を決める頃に、岩瀬さんのうちにもらわれてきた黒猫がモチーフになっている。黒猫だとなにか別の会社みたいだし、古語で馬などの黒毛のことを青毛と呼ぶことから、青猫がよいのではとなって、萩原朔太郎の詩集『青猫』にも通じる、青猫書房に決めたとのこと。

 店名にちなんで集められた猫の絵本も、なかなかの充実っぷり。絵本好きで猫好きの皆さん、足を運んでみる価値はありますよ。

名作から最新作まで、猫の絵本が充実。

青猫書房
住所 東京都北区赤羽2-28-8 TimberHouse 1F
営業時間 11:00~19:00(火曜日定休)
URL http://aoneko-shobou.jp/
Twitter https://twitter.com/aoneko_shobou

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