文春オンライン

安室奈美恵、引退を発表! 9月20日は40歳の誕生日

デビューから25年、いまなお音楽シーンを牽引する歌姫

2017/09/20

genre : エンタメ, 音楽

note

 歌手の安室奈美恵は、きょう9月20日が誕生日で40歳となった。今月中にはまた、1992(平成4)年にスーパー・モンキーズの一員としてシングル「恋のキュート・ビート/ミスターU.S.A.」でCDデビューしてから、25周年を迎えている。

 安室が芸能界に入るきっかけは、よく知られるように、10歳だった1987(昭和62)年、沖縄アクターズスクールに入学したことだ。たまたま友達に連れられて見学に行った際、校長のマキノ正幸からスターの素質を見出され、強く入学を勧められたという。

1996年、第33回ゴールデンアロー賞を受賞。同年、安室のファッションを真似たギャル「アムラー」が新語・流行語大賞トップテン入りした ©文藝春秋

 その後、スーパー・モンキーズを経て、1995年にソロデビューしてからの快進撃は、ある世代以上には語るまでもないだろう。小室哲哉プロデュースによる楽曲は軒並み大ヒットし、96年と97年には2年連続で日本レコード大賞を受賞する(受賞曲はそれぞれ「Don't wanna cry」と「CAN YOU CELEBRATE?」)。そのファッションもブームとなり、それを手本とする若い女性たちは「アムラー」と呼ばれた。2000年の九州・沖縄サミットでは、そのイメージソング「NEVER END」を各国首脳の前で歌っている。この間、1997年に20歳で結婚し、翌年、出産のため1年間活動を休止した(このとき生まれた子ももう19歳になる)。

ADVERTISEMENT

 本格的にR&Bやヒップホップ志向の楽曲を発表するようになった2000年代以降も、安定した人気を保つ。08年に30歳でリリースした『BEST FICTION』はオリコンアルバムランキングで6週連続首位を獲得し、100万枚を売り上げている。これにより、10代で発表した『SWEET 19 BLUES』(96年)、20代で発表した『181920』(98年)などに続き、国内のアーティストでは史上初めて“3年代”続けてのアルバムのミリオン突破となった。

2010年にはワールドミュージックアワードに出演 ©getty

 昨年8月から今年5月にかけては、自己最多となる40都市・100公演におよぶ全国ホールツアーを行なった。それに続き、デビューからちょうど25周年を迎えた9月16日より2日間、地元・沖縄の宜野湾海浜公園の野外特設会場にてアニバーサリーライブを開催。これを前に地元紙のインタビューに応えた安室は、地元ファンに向けて「“アニバーサリーイヤー”を沖縄でスタートさせることができて、大変うれしく思っています」と語っている(『琉球新報』2017年9月12日付)。芸歴25年に達した彼女のますますの活躍に期待が高まる。

安室奈美恵、引退を発表! 9月20日は40歳の誕生日

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー