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京都在住のプロ写真家が教える「京都の紅葉を10倍美しく撮るテクニック」とは?

SNS映えも完璧。人混みの京都でもこんな写真が撮れます

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京の四季を撮り続けて40年。プロが教える「紅葉の心得」

中田 昭 なかた・あきら
昭和26年京都市に生まれる。日本大学芸術学部写真学科卒業。風景・行事を中心に広く「京文化」の撮影を続けている。著書に『京都 電車で行く 紅葉散策』『京都 春夏秋冬 季節のことば』など。最新刊は作庭家・重森千青さんとの共著『京都 和モダン庭園のひみつ』(ウェッジ)。

 千年の都・京都。あなたは京都のどこに魅力を感じますか? 歴史に彩られた神社仏閣? 匠の技が冴える京料理? 古い家並みがつづく小路? 京都の魅力は人それぞれ。でも、旅行者をひきつけるいちばんの魅力は、四季折々の美しい風物ではないでしょうか。京都在住の写真家・中田昭さん(66)は、40年間、京都の四季を撮り続けてきました。

「“紅葉は峯から、桜は里から”という言葉があるのですが、京都も同じ。盆地ですから、山から冷気が下りてくると、一斉に木々が色づき始めます」(中田さん)。春の桜とならんで、京都の秋の紅葉は大人気。紅葉狩りの名所が国内外の観光客でごった返すのは年中行事になっています。「紅葉を楽しむなら、午前中がいいですね。朝露でしっとりとした風情が楽しめます。昼間、お客さんが多いと砂ぼこりがたって、どうしても葉がかさついてしまいますからね」。

 朝が難しいようなら、夜のライトアップが狙い目。ひと昔前までは、300ワットだ、500ワットだといった大掛かりな光源が必要でしたが、最近はLEDが普及したおかげで、環境に優しくなり、ついでにお財布にも優しくなりました。そのせいか、新たにライトアップを始めるお寺さんも増えているそうです。「演出も上手になっていますよ。サイドからライトをあてたり、池にあてて反射させたり、赤や黄色の紅葉が浮かび上がって幻想的な雰囲気が楽しめます」。

 では、美しい紅葉を写真におさめようとするとき、注意しないといけないのは、どんなところですか、中田さん?