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京都在住のプロ写真家が教える「京都の紅葉を10倍美しく撮るテクニック」とは?

SNS映えも完璧。人混みの京都でもこんな写真が撮れます

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ポイント4 上を見たら、下も見よう。そして振り返ってみよう。

「晴れた日に紅葉を透かして見る『照葉(てりは)』もきれいですね。逆光になるので、写真を撮るときは半絞りほど露出をプラスするのがコツです」。iPhoneの公式カメラアプリの場合、撮影画面にタッチすると四角い枠が出て、それを上下することで露出が変えられます。せっかくの紅葉が暗くなってしまわないように、撮る前に画面でチェック! 「上ばかり見ていないで、足元を見るのも大切ですよ」と中田さん。「『散紅葉(ちりもみじ)』もすばらしい景色を演出してくれます。雨風にうたれて、一夜にして緋毛氈(ひもうせん)を敷き詰めたようになりますからね」。緑の苔の上に舞い落ちた赤や黄色の散紅葉。一幅の絵のようです。「それともうひとつ大切なのは、来た道を振り返ってみること。違う景色に出会うことがあるかもしれませんよ」。上見て、下見て、振り返る。これがポイントなんですね。

苔の緑と相まって見事な「散紅葉」(常寂光寺) ©中田昭

 ほかにも、中田さんからのアドバイスとして「機材はできるだけコンパクトに。24ミリ~70ミリあるいは24ミリ~105ミリのショートズーム1本あれば大丈夫」「三脚は禁止されている場所が多いので必要なし」「ライトアップを撮るなら、空に青みが残っている薄暮の時間帯がベスト」等々、すぐに役立ちそうなものがたくさんありました。中田さん、ありがとうございました。

落ち着いて撮影するために選びたい旅行ツアーとは?

 そしてなにより大切なのが、ハイシーズンで人が多い京都で、うまく人混みを避けること。観光客が大勢映りこんでしまうと風情も半減してしまいますし、人波に呑まれては落ち着いて撮影することもできません。せっかくの神社仏閣、こころゆくまで癒されたい。そう思い立った方にぴったりなのが、JR東海の「秋の特別拝観プラン」。早朝、あるいは夜間の特別拝観で、東寺、常寂光寺、二尊院といった京都の名刹と紅葉が満喫できますし、ツアー参加者限定の拝観なのでゆったりと鑑賞できます。往復新幹線もセットになっているのでおトク。詳しくはJR東海のサイトへ。

 紅葉の京都で、あなただけの傑作が撮れますように!

京都のシンボル、東寺の五重塔は水面に映りこんで美しさも2倍 ©中田昭