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ミランを中国企業が買収!?
気になる本田圭佑の去就

source : 週刊文春 2016年5月19日号

genre : エンタメ, スポーツ, 企業

今年30歳になる
Photo:Jiji

 サッカー日本代表・本田圭佑(29)が所属するイタリアの名門ACミランが、中国企業に買収されるのではという報道が現地で相次いだ。

「ガゼッタ・デッロ・スポルト紙など複数の有力メディアが、ミランのオーナー、ベルルスコーニ氏が中国企業に株式の70%を売却するため交渉中と報じました。金額は7億ユーロ(約850億円)とされています。ベルルスコーニ氏には近年の成績不振により批判も高まっており、娘であるミランCEOのバルバラ女史や息子たちに売却を説得されたそうです」(イタリア在住ライター)

 売却先の有力候補としては、中国のエバーグランデ・リアルエステート・グループの名が挙げられている。欧州から大物選手を“爆買い”している中国リーグの広州恒大のオーナーでもあり、株主にはオンライン・ショッピング、アリババの創業者ジャック・マー氏も名を連ねる。

「マー氏は資産が3兆円超ともされる大富豪で、アリババが直接買収に乗り出すという報道もあった。ただ、ミラン買収について問われたマー氏が『ACミランというのはイタリアのミラノのことかな?』と答え、誇り高いミランサポーターの反感を買っています。もともとイタリアでは“反中感情”もあって、『我がミランがなぜ中国人に買われなければならないのか』という声も大きいのです」(同前)

 そうした声に押されたのか、ベルルスコーニ氏も5月7日、フェイスブックで「可能ならイタリア人の手に渡したい」とコメントしている。ただ、「現在のイタリアに7億ユーロを支払える企業はなく、資金的に中国企業に太刀打ちできないのが現実」(イタリア紙記者)だという。

 気になるのは本田の去就だ。

「今季1得点(5月8日現在)という数字は明らかに落第点。サポーターの中では本田を放出すべきとの意見が大多数を占めている。現在の経営陣はスポンサー収入など、ピッチ外における本田の価値も重視し、すでに契約延長の話もあるようです。ただ、潤沢な中国資本が投下されればそんな本田の価値は大きく下がる。中国企業に売却されれば、本田の放出の可能性は高まるでしょう」(同前)

 買収話の行方を、いつも強気な本田も固唾を呑んで見守っているのだろうか。

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