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燃え殻
2017/10/28

燃え殻さんが考える「悪意について」

燃え殻さんに聞いてみた。

Q バーでぼったくられました 

 バーでぼったくられました。僕が一番ショックだったのは、お金を取られたことそのものよりも、正面から堂々と悪意をぶつけられたとき、自分は何にもできないということでした。

 恥ずかしながらこの歳まで純粋な悪意というものを経験してませんでした。会計で怖いお兄さんが出てきたときの悪意が、犬のフンを踏んだ時のように、心にこびりついて離れません。こういう気持ちってどうすれば楽になるものでしょうか?(20代・男性・会社員)

A その悪意は、周囲からのものでも、継続的なものでもないのです

 純粋な悪意を経験してこなかったことは恥ずかしいことではありません。犬のフンを踏んだ感触みたいに心にこびりついて離れない悪意について考えてしまう気持ちは非常に分かります。ただ今までそんな悪意を一度も経験しなくてすんだ環境にまず目を向けてみてください。家族、友人、恋人、あなたを支えてくれる周りのすべての人の今までの善意にもここぞとばかりに感謝してみてください。そしてあなたが経験した悪意が、家族、友人、恋人、あなたを支えてくれる周りの人から起こったことではない、継続的に起こる可能性が少ない出来事だということを確認してみてください。ツイてます。詳細は言えませんが、ボクは継続的な関係性にある人間から強い悪意を喰らったことがあります。何度もあります。これはツラいです。犬のフンを踏んだ感触よりもキッチンに犬のフンがあるみたいなことを想像してみてください。いや、想像しなくてもいいです。これはツラいです。すみません、取り乱しました。で、バーでぼったくられた話ですが、ボクは3度あります。

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