昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

連載THIS WEEK

なぜかアカデミー賞で事務所幹部にお礼
嵐・二宮の“波紋”

source : 週刊文春 2016年3月24日号

genre : エンタメ, 芸能, 映画

「ジャニーさん、メリーさん、ジュリーさんと、今までずっと迷惑をかけてきた人たちに、これでちょっとは恩返しできたかな。すごくありがたく、また頑張っていこうと思っています」

 3月4日の「第39回日本アカデミー賞」授賞式で最優秀主演男優賞に選ばれた嵐の二宮和也(32)の挨拶の言葉が物議をかもしている。

「10年前に同じジャニーズ事務所の木村拓哉が『武士の一分』で優秀主演男優賞にノミネートされた際、『所属タレントの優劣をつけさせない』と拒否しましたが、最近は事務所の姿勢も変わりました。

 二宮は山田洋次監督の『母と暮せば』で主役の吉永小百合の息子役で受賞した。通常、こうした挨拶では、会場にもいた監督や吉永に感謝の言葉を言うべきもの。そうした人たちを差し置いて、事務所の社長、副社長などにお礼を述べるのは極めて異例です。昨年、事務所の先輩、岡田准一が『永遠の0』で受賞したときは、『自分を映画人と認めていただいてありがとうございます』と役者らしい挨拶で好印象だったのとは対照的です」(映画記者)

 放送していた日テレもこの部分はカットしていた。

「授賞式当日の放送でしたが、時間差で編集していた。映画界のイベントには違和感がある発言との判断もあったでしょうが、ジャニーズと日テレは密な関係で、ジャニーズ側の了承も得てのカットと言われています。多分、メリー氏らも二宮の発言は想定外だったと思います」(放送記者)

 二宮の発言に影響を与えたのが「SMAPの“独立・解散”騒動と見られている」(芸能プロ幹部)という。

「SMAPの“公開謝罪”は『パワハラ』との声もあった一方、騒ぎを収めたのは『さすが』という見方もあった。いずれにしても、所属タレントにとっては、メリー氏らの力を改めて見せられた思いがあるのでしょう」(同前)

 前出の映画記者が言う。

「挨拶で二宮は『嵐の人たちも絶対、見てくれていると思うし、喜んでくれていると思います』と映画には無関係のメンバーたちにもわざわざ言及していた。『嵐の結束は固い』という“リップサービス”にも聞こえました(笑)」

 あまりに“いい子ちゃん”だが、逆に何かを起こす「嵐の前の静けさ」だったりして。

はてなブックマークに追加