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人気作家3人の記憶をめぐるエルゴポック革物語

吉田修一・北方謙三・保坂和志

PRsource : 週刊文春 2017年10月4日号

 良質な素材と日本製であることにこだわるエルゴポックのバッグは、持つ人の人生に寄り添い、ともに時間を過ごしていく良き相棒でもある。人気作家3人がエルゴポックの革製品と、その人生を重ね合わせた、記憶をめぐるストーリー。

Story1 吉田修一 「『物語』と出会うとき」
Story2 北方謙三 「皮と革」
Story3 保坂和志 「忘れられない革の財布」


記憶をめぐるストーリー 2

北方謙三 Kenzo Kitakata

使いやすい3方開きファスナータイプのブリーフケース。内部にはノートPCをしっかりと収納するクッションポケットが付いている。¥46,000(税別)ネイビー、W40×H28×D8cm。他にブラック、ブラウン、ダークブラウン、グリーン、ミッドナイトブルー、レッドの全7色。牛革、日本製/エルゴポック

「皮と革」

 シャンソンに、『ブルージーンと皮ジャンパー』というのがある。アダモが唄っていた。多分、六〇年代の中ごろではないか。日本盤は皮という字で、いま見るとそれがかえって新鮮である。皮が革となっていったのは、いつごろのことであろうか。ある時から私は革製品に魅かれはじめ、革のジャケットのほかに、やや濃い茶色のブリーフケースも買った。それに原稿を入れて、出版社に持ちこんだのである。恰好をつけたわけだが、原稿はほとんど没であった。書けたら持っていって没という日々が、十年ほど続いた。ある時、私は原稿を取り出しながら、ブリーフケースがぼろぼろになっていることに気づいた。もうやめろということかな、という気がし、青春はブリーフケースとともに終った、と思った。ところが、その原稿が本になった。

 あのブリーフケースは、捨てず、いまも物入れの奥にある。

INFORMATION

10月3日(火)~11月4日(土)
東京ミッドタウン ガレリアB1Fに期間限定でエルゴポックのポップアップショップがオープン

■エルゴポック hergopoch.com
お問合せ:キヨモト NC事業部 TEL 03-5843-9011

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