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連載THIS WEEK

「子育て支援」のふりをして幼児たちにわいせつ行為 “41歳独身男”がやったこと

中橋容疑者(NHK「首都圏ネットワーク」9月29日)

〈ちょっと目を離した隙に3人、パンツを脱いでフルチンに…(笑)
 慌ててはかせようとしたら逃げる逃げる…〉

 これがボランティアで「子育て支援」を行う人物の書き込みだと聞けば微笑ましいが、幼児への性的興味を持つ男のものだと知ったら笑えない。

 このブログを書いていた清掃作業員・中橋良明容疑者(41)が9月28日、未就学の2人の男児同士にわいせつな行為をさせたという強制性交等の疑いで逮捕された。中橋容疑者は「元々、小さい男の子に興味があった」と、容疑を認めているという。

 社会部記者が語る。

「中橋容疑者は独身。子育て支援サイトを通じ、主に日曜に自宅の荒川区町屋を拠点に3歳から6歳までの幼児を募り、児童施設などで個人的に『幼児教室』を開催していました。『教室』では『いじめ防止』や『公共の場でのマナー』などを指導すると謳っています。9月18日もさいたま市内の公園で複数の幼児を集め教室を開いていた。その間、同伴の母親の目を盗み、駐車場で男児たちにわいせつな行為をさせていました」

「教室」を終えたこの日、中橋容疑者はブログに、〈無事終了!!〉と書き込んでいる。

「被害男児の母親の1人が後から子どもに聞いて事実を知り、もう1人の被害男児の母親とともに同日夜、警察に届けました。一方で中橋容疑者は知人にこの件を話したところ諭され、荒川警察署に出頭。その後、埼玉県警に逮捕されました。実は2年前に別の性犯罪で逮捕歴があります」(同前)

 中橋容疑者は、自治体からの委託で子どもの送迎や預かりを行う「ファミリーサポートセンター」の協力会員証を所持していたという。

「(中橋容疑者の名前は)現在の登録名簿には載っていません。協力会員の要件は、20歳以上の子育て支援に意欲のある地域在住の方で、以前は、登録の研修を終えた時点で会員証を渡していました。更新は1年です。面談で、なぜ応募したのかや、子育ての経験、職歴、ボランティア活動、家族状況などを聞きますが、特に資格が必要なわけではありません」(当該区の担当者)

 幼児教育の場での虐待や性犯罪は後を絶たない。子どもたちを守る防波堤が必要だ。