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亀山 敬司
2017/10/09

好きになれない母親に「優しくする」ということ――DMM亀山会長の人生相談

DMM亀山会長に聞いてみた。

Q 好きになれない母親と、どう付き合えばいい?

 私は母が好きになれません。育ててもらったことには感謝しているのですが、どうしても愛情が持てないのです。これから、私は母親とどう付き合っていけばいいでしょうか?(30代・女性・会社員)

A 感謝しているのなら、優しくしてあげたらいいんじゃないかな。

「優しさ」って何かを考えたとき、好きな人だけに優しくするのは、「優しさ」じゃないって思うんだ。それは、その人にしてあげたいから好きでやってるだけで、誰にでも出来る当たり前のこと。

 本当の「優しさ」ってのは、どうでもいい人をねぎらったり、嫌いな人にどこまでヒドいことをしないかってことなんじゃないかな。

 俺の友人に、高校生の時に家業が倒産して、両親に捨てられた女性がいてね。彼女は学校を中退して水商売をやりながら、ずいぶんと苦労したみたいなんだ。その後、良い人と出会って結婚して子供を授かったんだけど、ちょうどその頃にお母さんと再会することになったんだって。

 そのとき彼女は葛藤の末に、お母さんに孫を抱かせてあげる選択をしたの。そして、そうしたことでお母さんへのわだかまりが溶けて、ちょっとだけ穏やかな気持ちになれたと話してたよ。

 だから、もし君の母親が優しくなかったとしても、君は優しくしてあげればいい。愛することはできなくても、いたわることはできるよ。少しずつ、無理はしなくていいから。そしてそれは、お母さんのためにというより、君のためにね。

 君も将来、子供を授かるかもしれない。その子はきっとそんな優しい君を好きになるよ。そうやって、人は繋がっていくものだから。

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