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プミポン国王死去
タイ国内で囁かれる後継者は“変な奴”

source : 週刊文春 2016年10月27日号

genre : ニュース, 国際, 政治

昭和天皇の大喪の礼に参列したことも
Photo:Kyodo

 世界の君主の中で、最長の在位70年を数えていたタイのプミポン国王(88)が10月13日に死去した。

「18歳で即位し、開かれた王室を目指して全国を行脚。タイの近代化に尽力し、近年は、クーデターが起きると最後に出てきて収めるなど、大きな政治力を発揮しました。国民の人気は非常に高く、父のように慕われていました」(外報部記者)

 今後、タイは長期間の喪に服すことになるという。

「テレビは白黒放送になり、公務員は1年間喪服で通すようです。サッカーのW杯予選を辞退する話も出ています」(バンコク在住の日本人)

 一方で、タイ国内で密かに懸念が囁かれているのが、後継者と見られるワチラロンコン皇太子(64)の“行状”だ。

 国王の長男として生まれ、青年期はイギリスやオーストラリアなどへ留学。帰国後は主に陸軍でキャリアを築く一方で、3度の離婚を経験した。不敬罪のあるタイでは王室批判はご法度だが――。

「それでも様々な噂が広まり、“皇太子は変な奴”で通ってます。パーティの席上で、元ストリッパーとされる妻(後に離婚)を全裸にさせた映像が流出したこともある。とくに女性関係は派手で、例のドイツでの写真に写っていたのは、30歳年下の新しい愛人です」(同前)

「例の写真」とは、7月20日、ドイツのタブロイド紙「ビルト」が掲載した衝撃的な1枚だ。そこには、ドイツのミュンヘン空港に30人のボディガードを従えて愛人とともに現れた皇太子が、上半身の刺青が丸見えの女物の白いタンクトップ、腹を出したジーンズ姿で、愛犬のプードルを抱く姿が写されていた。

「あまりの衝撃的な姿に写真捏造説まで出たほどです。皇太子は息子が留学しているドイツに10億円の別荘を建て、1年の半分はショッピングとパーティ三昧、3兆5000億円の王室の資産を食い潰している、とも書かれました」(前出・外報部記者)

 プミポン国王は、親日家で日本の皇室と関係が深く、日タイ友好に努めてきた。

「皇太子は、後継に就いたとしても象徴を望み、政治への介入は否定しているようです。日本との交流もすぐには期待できません」(同前)

 国王の死でひとつの時代が終わったことは確かなようだ。

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