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【ソフトバンク】10年前のドラフト1巡目・大場翔太の次なる挑戦

文春野球コラム ペナントレース2017

2017/10/10
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 こんにちは。松中みなみです!

“パ・リーグ最速優勝”という最高の形で、今シーズンのペナントレースを終えた福岡ソフトバンクホークス。嬉しいニュースとともに寂しくなっちゃう恒例行事も。

〝始まりがあればいつか終わりも来る〟

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 そう、引退や戦力外通告が私たちの耳にも届いてくる時期ですね。

 センチメンタルな気分に浸っちゃいそうですが……私の周りには引退してもいろんな道で輝き続けているOBの方がたっくさん!

 先日、テレビ西日本さんのホークス特番で新垣渚さんにお会いしました。

 昨年東京ヤクルトで引退されてから、今は球団職員としてホークスに戻り、さらにはホークスJr.チームの監督もされています☆

 いつもニコニコして、本っっ当に素晴らしい人柄!

 snowだって笑顔で対応してくれます。

新垣渚さんとのツーショット

 こんなにかっこいい監督がいたら私の息子(妄想)もJr.チームに入れたい! って思っちゃいます。(遠い夢だろうけど)

引退後のそれぞれの道

 選手を辞めた後、広報やスカウトという仕事につく方は多いですが、私にとって一番身近で、頼りにしてる広報さん、それは新垣さんと同じく昨年現役を引退した金子圭輔広報。

 同い年ということもあり、球場にいると何かと相談に行っちゃいます。

同い年の金子圭輔広報

 でもまだまだ現役でいけるのでは……? と改めて感じさせられたのは、ある日の試合前。連携プレーの練習中でした。ファーストへの送球が少し逸れて、1塁の後ろにいた私に向かって、ものすごい早い球が飛んできたんです!

 隣にいたディレクターさんと「わぁぁ!」と悲鳴をあげた瞬間、球が当たる寸前で金子広報が横から飛び出てキャッチ! しかも素手で!!

 ……ねこさん、すごい☆☆

 プロの俊敏さを目の当たりにした貴重な瞬間でした! そのあとも涼しい顔して選手の遠投キャッチボールに付き合ったりして……ヒーローだ。

 当たっていたらアザものでした★ ありがとう、ねこさん。来年も取材よろしくお願いします!

 そうやって選手を支える大事な仕事に再転職する人もいれば、アスリートはずっとアスリート。形をかえて、違う種目の選手としてまた輝こうと頑張っている人もいます。

 大場翔太投手。

 覚えてますか? 10年前の2007年、6球団競合の末、ホークスに1位入団したのは私の中でもまだ新しい記憶。

 同い年ということもあって、気が合ったし、話していても、とても楽しかった大場くん。けどトレードで中日に行ってからは徐々に疎遠に。

 昨年、中日で戦力外を受けた時、「これからどうするの?」という問いに「色々ゆっくり考えてみる」と答えたまま、私はそれ以上聞けませんでした。ただただ、いつか大場くんが納得できる仕事がまた見付かればいいなと願っていた中……すごい縁でまた大場くんと繋がることに。

 今年の夏に名古屋へ行った際、昨年まで現役バリバリだった競輪の馬渕紀明さんと出会いました。

 馬渕さんが「みなみちゃんは松中さんの親戚か〜。今俺が競輪選手にしようと教えてる子も元々ソフトバンクの投手でさー、大場って言うんだよ!」と。

「……え、大場ってあの大場翔太??  大場くん競輪選手を目指しているんですか?!」

 まさかここでその名前が出るとは……まさかまさかでした。その場で馬渕さんが本人に電話して久しぶりに会話をしました。

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