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清宮獲得のためにセ・リーグがDH制度導入検討

 10月26日のドラフト会議では、10球団近くからの1位指名が予想される早実の清宮幸太郎(18)。この清宮フィーバーの裏で、セ・リーグでは指名打者(DH)制度導入の動きが急速に進んでいる。

阪神ファンと言われるが ©文藝春秋

 背景にあるのは清宮の「守備問題」だ。高校通算111本塁打の打撃力とは裏腹に、清宮の弱点として指摘されるのが守備力。高校でも1塁しか守れなかった清宮にとって、DH制度のあるパ・リーグが有利とする声がある。そこで複数のセ・リーグ球団が面談の席で、清宮側にDH制度の導入を囁いたのだ。

「ドラフト前の清宮家とプロ側の面談で焦点となったのが、将来のメジャー移籍と、入団後の育成計画です。そのなかで巨人を含めた複数のセ・リーグ球団から飛び出したのが、『近々セ・リーグでもDH制度が採用される』という話でした」(スポーツ紙デスク)

広島の松田オーナー ©文藝春秋

 実際、9月13日の12球団オーナー会議では、広島をのぞくセ・リーグの5球団が「清宮くんのためにも必要だ」とDH制導入に向けた機運が盛り上がったという。

「唯一反対したのが広島の松田元オーナー。ただ広島にしてもリーグ繁栄のために導入が必要だといわれればそうは反対できない。清宮がセ・リーグの球団に指名されれば、一気に導入にむけた流れは加速するはずです」(放送関係者)

 これまでセ・リーグが守ってきた9人野球の歴史を清宮が変えるのか。10月19日発売の「週刊文春」で詳報する。