昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

連載シネマチャート

トム・クルーズ鉄板の飛行機もの 映画「バリー・シール/アメリカをはめた男」を採点!――シネマチャート

〈あらすじ〉

1978年、大手航空会社のパイロットとして働くバリー・シール(トム・クルーズ)は、天才的な操縦テクニックを買われ、CIA局員のシェイファー(ドーナル・グリーソン)にスカウトされる。妻に内緒で退職し、中米グアテマラやエルサルバドルの上空から偵察写真を撮影するという任務を遂行する。その評判を聞きつけた麻薬王のパブロ・エスコバルらから、アメリカへの麻薬の密輸を持ちかけられたバリーは、CIAの命令に従いながら、麻薬ビジネスで巨万の富を築き上げる。FBIやDEA(麻薬取締局)など複数の捜査機関に目をつけられて逮捕されるも、なぜか無罪放免となったバリーは、ホワイトハウスから新たな任務を与えられる。

〈解説〉

実在した人物の波乱に満ちた生涯を描くクライム・エンターテインメント。『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のダグ・リーマン監督作。115分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆ハデな男のハデな実話。老けたりといえども、T・クルーズにピッタリ。CIAやコロンビアの政治力学も面白く、笑う。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆飛行機と相性のよいクルーズのピカレスクには点が甘くなる。味つけは単調だが、あの時代の米国の迷走が伝わってくる。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★★金銭や権力への興味が希薄で、能力を期待されたら断れない可愛い男がバリー。その可愛さを飛行技術で見せるトムは凄い。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆トム・クルーズのスター映画の方程式が実録物を高次に娯楽化する。病んだアメリカの風刺劇ながら、喉越しは快楽的だ。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆さすがトップガン俳優、フライトアクションは見もの。イラン・コントラ事件に続くウエルメイドな痛快実話犯罪劇。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
©Universal Pictures
INFORMATION

「バリー・シール/アメリカをはめた男」(米)
10月21日(土)より、全国公開
監督:ダグ・リーマン
出演:トム・クルーズ、ドーナル・グリーソン、サラ・ライト、E・ロジャー・ミッチェル、ジェシー・プレモンス ほか
http://barry-seal.jp/