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元大関・若嶋津が脳挫傷か 4時間半に及ぶ開頭手術の後……

現役時代もケガや病気に苦しんだ二所ノ関親方 ©共同通信社

「太ってないし、健康に気を遣っている方でしたから、第一報を聞いたときは驚きました」(スポーツ紙デスク)

 元大関・若嶋津、二所ノ関親方(60)が19日、緊急手術を受けた。脳挫傷とみられる。

 同日の朝稽古を指導後、千葉・船橋市内の二所ノ関部屋近くのサウナまで出掛けた親方は、その帰路、自転車で転倒。路上で倒れていたところを通行人に発見された。4時間半に及ぶ開頭手術を受け、命に別状はないが、今も眠っているような状態という。

「お酒が好きで朝から酒臭いこともあって、それは少し心配でした。よくウォーキングしてましたが、酒を抜いていたのかも」(ベテラン記者)

 審判部長という要職に就き、相撲協会内での序列は4、5番目と言われる二所ノ関親方。「協会の仕事をすると自分の部屋のことをなかなかできない、と嘆いていた」(相撲担当記者)というが、二所ノ関部屋の関取は現在、松鳳山のみ。現役の頃は精悍な顔立ちから“南海の黒豹”の異名をとったが、そのイメージと異なり、「滅多に怒らない人」(同前)だという。

「俺に付いてこいというタイプではなくて、『審判部の総意として』というソフトな物言いで、話をまとめる調整型。弟子たちに対しても面倒見がいい。もっとも“土俵の鬼”と言われた初代・若乃花の弟子ですから稽古は厳しいんですけど、そこはおかみさんがちゃんとフォローしてます」(前出・ベテラン記者)

 おかみさんは、元歌手の高田みづえさん。手術後、報道陣に「ひとまず無事でした」と語り、久しぶりにその姿を見たという向きも多いだろう。

「彼女は弟子たちの様子を見守りながら、例えば千秋楽などの宴会のときには、手作りの料理を用意するなど部屋をしっかり切り盛りしています」(同前)

 若嶋津との間には、娘と息子、2人の子供がいる。

「娘のアイリは、モデルで母と一緒にテレビに出たりもしていますが、実は婿を取っておかみさんとして部屋を継ぐ気があるみたいです。ただ、唯一の関取である松鳳山は既婚者ですからね」(前出・スポーツ紙デスク)

 新たな“跡取り”を育てるためにも、親方の一刻も早い回復を祈りたい。