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女性キャスターは番組が育てる時代 新エース候補に“ホラン千秋”が浮上

もちろん英語も堪能 ©共同通信社

 夕方の民放ニュース番組はテレビの激戦区のひとつ。その中で今、TBS「Nスタ」の注目度が増している。

「この枠はテレ朝の『Jチャンネル』が強く、日テレ『news every.』、Nスタと続き、フジの『みんなのニュース』は不振。Nスタは元NHKの堀尾正明(62)を今年3月で降板させ、4月から新キャスターにホラン千秋(29)を起用しジワジワ伸びてきている。メインの井上貴博アナ(33)をうまくサポートしていると局内の評価も高く、井上も『スキルとポテンシャルが高く、やりやすい。助けられている』と褒めています」(放送記者)

 番組伸長の立役者となったホランは異色の経歴を持つ。

「アイルランド人の父親を持つハーフで、青学の英文科在学中、アメリカに1年留学。アナウンサー志望で民放全局を受験して失敗したが、滑舌の良さや相手との間の取り方など、今になって受験経験が活きた感もある」(同前)

 14歳から大手芸能プロ、アミューズに所属。学業と並行して芸能活動も行っていた。テレビ局関係者が話す。

「吉高由里子(29)とは事務所の同期で今も仲良し。16歳のとき戦隊シリーズの敵役で女優デビューしましたが、もっぱら脇役。12年から1年間『NEWS ZERO』(日テレ系)でサブキャスターを担当したが、注目度は低かった。その後はタレントとしてバラエティーにも進出。坂上忍(50)は彼女の喋りのセンスを買っていて、3年前から『バイキング』(フジ系)の曜日パネラーとして起用しています。ジャンル問わず及第点がとれる器用な人ですが、キャスターを諦めず、ショートヘアを維持して話を待っていた」

 TBSの期待も高まる。

「今はベテランを使うより、若手の女性キャスターを番組が育てる時代。TBSは夏目三久(33)を『あさチャン!』に起用してまずまず成功。夏目は癒し系の“静”ですが、ホランは“動”のタイプ。TBSはホランを夕方の顔にしたいと考えている。男性に媚びるような面もなく、性別問わず支持されるのが強み。“斜め45度”で男性人気の高かった同じハーフの滝川クリステル(40)とは違ったタイプのキャスターに化ける可能性を秘めている」(同前)

 局アナ就職失敗から、見事な捲土重来。