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高橋一生の“裸”に必然性はあるのか? 「民衆の敵」と「わろてんか」の違い

お仕事選びは大事です ©文藝春秋

 大河ドラマ『おんな城主 直虎』の好演で今年の上半期ブレイク俳優(オリコン)1位に輝いた高橋一生(36)。秋ドラマに選んだ篠原涼子(44)主演『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジ系)で不測の事態が起きている。放送記者が話す。

「総選挙の影響で放送開始が1週延びるなど『いやな予感』が囁かれていましたが、案の定、初回視聴率9%。その後も2ポイント下がり、篠原初の“月9主演”に早くも黄信号が灯っている。『直虎』で壮絶な死に様を演じて“政次(役名)ロス”現象を起こした高橋を準主役に据え女性ファンを取り込もうとしたのでしょうが、効果は出ていない」

 何が起きているのか。

「政治ブームに乗っただけの内容にも問題はありますが、高橋の役柄も疑問視されています。地方の世襲議員役ですが、隠れ家にデリヘル嬢を呼ぶ裏の顔を持ち、お楽しみの前に必ずシャワーシーンがある。初回こそ細マッチョな上半身が話題になりましたが、内容に関係ない毎回の裸。『水戸黄門』での由美かおる(67)の入浴シーンを彷彿とさせますが、高橋の裸で視聴率アップを狙ったあざとさが見え見え。興ざめする女性ファンも少なくない」(同前)

 その一方、並行して出演中の朝ドラ『わろてんか』(NHK)では変わらずファンを魅了している。

「明治時代の帝大出の青年実業家役ですが、洋装でステッキを手にするキザで物静かな雰囲気は政次役とも被り、ピタリとハマる。今後、ヒロインの葵わかな(19)だけでなく、松坂桃李(29)と絡むイケメン対決もあり、高橋はさらなる視聴率上昇の決め手になると見られます。NHKは無名時代から高橋を起用し彼に合った役を把握しており、活かした。そこがフジとの差です」(テレビ誌記者)

 俳優は役選びこそ生命線、と芸能関係者が指摘する。

「高橋の事務所は原則、“来た仕事はなんでもやる”という方針。裸も今年3月に女性誌で特集して好評を得たことで受け入れたのでしょうが、必然性のない裸はイメージダウンになり兼ねない。斎藤工(36)が『昼顔』(フジ系)でブレイクしてエロスを前面に押し出すも、一時伸び悩んだように、出し時を間違えると反動が出る」

 げに難しきは男のエロス。