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連載シネマチャート

頭の悪い男たちの会話……しかし結末は悶絶の面白さ 「ローガン・ラッキー」――シネマチャート

〈あらすじ〉

片足が不自由であることを理由に仕事を失ったジミー・ローガン(チャニング・テイタム)は、全米最大のモーターカーイベントNASCARのレース中に大金を盗み出す計画を企てる。戦争で片腕を失った元軍人でバーテンダーの弟クライド(アダム・ドライバー)と、美容師でカーマニアの妹メリー(ライリー・キーオ)だけでは心もとないため、服役中の“爆破のプロ”ジョー・バング(ダニエル・クレイグ)をチームに加える。犯行当日に脱獄したジョーが、レース場の金庫を爆破し、何事もなかったかのように刑務所に戻るという作戦だ。なんとか計画は成功したが、凄腕FBI捜査官(ヒラリー・スワンク)が彼らを執拗に追いかける。

〈解説〉

素人たちが一攫千金を狙うクライム・ストーリー。テレビドラマに活動の場を移していたスティーヴン・ソダーバーグが、『サイド・エフェクト』以来4年ぶりに映画監督に復帰した。119分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆狙いが現金なのがわかりやすくハデでいい。チームのお粗末ぶりや田舎町の描写も楽しい。D・クレイグ、私は苦手だが。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆謎の脚本家の正体を知りたい。E・レナードを現代に呼び戻したようなタッチ。不敵で放埒なユーモアに頬がゆるんだ。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆頭の悪い男たちの会話と、展開の埒のなさに犯行後まで退屈しかけたが、結末は悶絶の面白さ。欲をかかずにご鑑賞を。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆ソダーバーグ万全の復帰。Tシャツのロゴひとつが世界像に絡まる。名店のお菓子のごとくきめ細かい手ごねの娯楽映画。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆コカ・コーラ600レースの掛け金を狙うというオーシャンズ11を油で揚げたオフビート感。水を得たような俳優陣も楽しい。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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INFORMATION

「ローガン・ラッキー」(米)
TOHOシネマズ日劇ほかにて公開中
監督・脚本:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:チャニング・テイタム、アダム・ドライヴァー、ライリー・キーオ、ダニエル・クレイグ、ヒラリー・スワンク ほか
http://www.logan-lucky.jp/