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日本教育の“弱点” グローバルな人材が育たない3つの理由

日本教育の“弱点” グローバルな人材が育たない3つの理由

『レッジョ・アプローチ 世界で最も注目される幼児教育』が画期的な理由

genre : ライフ, 教育, 読書

note

「最も先進的な幼児教育法」と評価される理由

 レッジョ・アプローチは、1つの固定したメソッドではありません。また一種のマニュアルでもありません。その本質はひとつの哲学であり、子供へのアプローチの姿勢です。その教育現場での実践内容は、世界の様々な地域の文化的状況によって変わります。また新しい社会環境の変化に応じて、日々刻々と「アップデート」されていくものです。

 こうした、ダイナミックに動き続ける仕組みを持った教育法は、いままで世界に例がなかったのではないでしょうか。だからこそ、ニューズウィークを始めとする世界のメディアからも注目を集め、現在、最も先進的な幼児教育法として評価されているのです。

 本書が、これから日本にレッジョ・アプローチが導入されるときの入り口になることができれば幸いです。

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 本書の内容、およびレッジョ・アプローチに関するご質問は、お手数ですが、下記のアドレスまで必ず英文にてお問い合わせください。
milani@il-centro.net

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1966年、イタリアのカステルフランコ・ヴェネト生まれ。故郷で幼児教育と学童教育を学び、小学校教員の資格を取得。パルマ大学獣医学科を卒業後、EUの奨学金でスペインのサラゴサ大学に留学。1993年米国のカリフォルニア大学デービス校に移り、比較病理学の修士号を得る。その後同校の研究者として勤務していたが、幼児教育への情熱を捨てがたく、縁あって来日した後はその道に専心。約9年前、在日イタリア人やイタリア人とのハーフの子供を教えるプレスクール、ダンテ・アリギエーリ協会東京支部「GGDA」http://www.il-centro.net/wpggda/を創設、校長兼教員に就任。レッジョ・エミリアのメソッドを使った教育を実践している。二児の母でもある。
2018年9月から池袋で、新しいレッジョ・エミリア・アプローチの幼稚園を開校予定。

レッジョ・アプローチ 世界で最も注目される幼児教育

アレッサンドラ・ミラーニ(著)、水沢 透(翻訳)

文藝春秋
2017年11月30日 発売

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