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芸人・ホリが明かした「テレビじゃできないものまねネタ」

「テレビっ子」ホリ インタビュー#3

note

コロッケさんを「あっ、この人も人間なんだ」って思ったとき

―― いわゆる「ものまね四天王」は、デビューされる前からご覧になっていると思いますが、ホリさんはどういう風に観られていたんですか。

ホリ すげー面白い人たちって思って観てましたね。やっぱりその名前通り「四天王」って感じでしたね。すげー、ブームでしたから。

―― 特にコロッケさんは、ご自身の体にも入れるくらいっていうか(笑)。

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ホリ そうですね(笑)、モノマネもさせていただいて。コロッケさんは昨日もちょっと一緒に食事いかせていただきました。やっぱり子供の頃、『お笑いスター誕生』観てた時も、コロッケさんってちょっと頭おかしい人だと思ってましたもん(笑)。コロッケさん本人にも言いましたけど、ちょっとやべー人なんじゃないかって。いい意味でね。面白い意味での。だっておかしいじゃないですか。

 

―― デフォルメを超えたようなモノマネですもんね。

ホリ 鼻くそほじって食べたりとか。おかしいですよ! だって美川さんで「あーん」とか、浅田美代子さんのモノマネやってた時とかもうぶっ飛んでましたから。それで『ものまね王座』で優勝した時に、感動してコロッケさんがちょっと泣かれてたんですよね。それ観た時に、あっこの人も人間なんだって(笑)

―― その時初めて思ったわけですね。

ホリ あっ、ちゃんとまともな人なんだって、子供ながらに感じました。それまでは、ずっとふざけているようなイメージ。だって『いいとも!』とかでも、ものまね四天王ブームの時に、コロッケさんがテレフォンショッキングに呼ばれて、タモリさんが、「じゃあ、お座りください」って言って、「あっ、はい」って言いつつ全然座んない(笑)。絶対、ちゃんとできない人なんだと思ってました。

―― ちゃんとできない人って(笑)。

ホリ でも今はね、お仕事をずっと一緒にして、だいたい人となりはわかりました。すごく人格者でちゃんとされてるし。真面目にほんとに後輩たちのことを考えてくれてる。でもたまに、飛びすぎてて、えっ? っていう時もありますけど(笑)。

#1「モノマネはマーケティングです」ものまね芸人・ホリが語る生き残るための技術
http://bunshun.jp/articles/-/5112

#2ものまね芸人・ホリが「まだお会いしていない木村拓哉さんに言われたい言葉」
http://bunshun.jp/articles/-/5113

写真=杉山秀樹/文藝春秋 

ほり/1977年2月11日生まれ。千葉県白井市出身。ものまね芸人としてメディア、舞台で活躍中。舞台では年間100ステージ以上のモノマネLiveに出演。  現在、テレビ東京「激!今夜もドル箱」MC、日本テレビ「マツコ会議」ナレーション、読売テレビで放送中「タイムボカン 逆襲の三悪人」ではオヤダーマ役で声優をつとめる。産まれ故郷の千葉県白井市では「白井ふるさと観光大使」。YouTubeチャンネルの「まねチューブ」ではテレビでは披露しないようなモノマネを多く披露。また「ホリチューブ」ではゴルフを本気でレッスンしている動画がアップされている。

芸人・ホリが明かした「テレビじゃできないものまねネタ」

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