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“イケイケ”立憲民主党 枝野氏は前原氏を許せない!?

弁論と合唱で優勝の過去がある枝野氏 ©文藝春秋

 衆院選で躍進した立憲民主党がイケイケだ。民進党籍を持つ地方議員に対し、再来年の統一地方選に同党から出馬するなら「年内に入党せよ」と急かしたのだ。

「排除」発言の小池百合子希望の党代表(当時)に対抗し、“寛容で多様なリベラル”を掲げて結党した立憲民主党。枝野幸男代表(53)は、11月20日、地方議員にこう言って踏み絵を迫った。

「そろそろ待てなくなっている」

 連合の神津里季生会長から「居丈高になっていないかよく考えられた方がいい」と批判を受け撤回はしたが、強気は変わらない。その理由を民進党籍を持つ地方議員が語る。

「報道各社の調査で立憲民主の支持率は15%前後で、3~4%台の希望、1~2%台の民進を引き離している」

 国会でも、希望と連携して与党に対抗しようという民進につれない態度を隠さない。立憲民主党の議員が語る。

「枝野さんの頭の中は、希望潰しでいっぱいです。中でも日本新党以来、行動を共にしてきた前原誠司前民進党代表を最も許せないそうです」

 希望の党の議員も続ける。

「枝野氏は野田佳彦前首相、前原氏らと同じ1993年初当選組。2人が首相や党代表になる中、一度もトップに立ったことがなかった。ようやく一国一城の主になったのに、岡田克也氏、江田憲司氏、安住淳氏、原口一博氏らといったうるさ型と今さら同じ党になって口出しされたくないというのが本音でしょう」

「排除」を後押しするのが、枝野氏のドライさだ。

「国会で同僚議員が会釈しても『無視』するのが通例。政治家とは思えない無味乾燥さ、そっけなさは筋金入り。ただ、マイクを握った時だけは別人格で、得意のカラオケではAKB48などアイドルの歌を情感を込めて披露する。政治家と行ってもマイクを渡さず、1人で歌い続けることもあるほどです」(政治部記者)

 加えて福山哲郎幹事長も「排除」に積極的だ。

「衆院では立憲民主党が野党第一党ですが、参院では民進党。福山氏は、蓮舫氏ら参院の民進幹部たちと犬猿の仲で、民進党会派から退会を迫られたほど。枝野氏、福山氏は共に弁が立ち、実務能力は高いのですが、人望がなく、懐が狭いところは共通しています」(同前)

 枝野氏が衆院選のテーマ曲とした欅坂46の「不協和音」。選挙後も鳴り響いている。