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謎に包まれた黒柳徹子の恋愛 「トットちゃん!」では描かれるのか?

高橋克典演じる飯沢匡(『トットちゃん!』第39話より)

『やすらぎの郷』に続く、テレ朝系のシニア向けドラマ第2弾『トットちゃん!』が、後半に入り好調だ。

「視聴習慣がつきやすい昼帯ドラマですが、黒柳徹子(84)の女優人生を描き、話題性も高い。10月の放送開始から視聴率5%台をキープ。11月23日には7.4%を記録しました」(放送記者)

 黒柳が女優として活躍していく後半は、役者陣もますます華やかになっている。ディーン・フジオカ(37)がNHKの講師役。黒柳と仲のよい近藤真彦(53)は森繁久彌に扮する。とりわけ興味深いのは、高橋克典(52)演じる劇作家・飯沢匡(ただす=94年没・享年85)の登場だという。

「飯沢氏こそ、ゴシップのない黒柳に唯一、熱愛話の出た人物です。果たして2人の関係をどう描くのか?」(同前)

 黒柳と飯沢の出会いは1954年、NHKラジオドラマのオーディションに遡る。

「応募者の1人だった黒柳を演出家として審査したのが飯沢氏。黒柳が『喋り方がヘン』と言われ悩んでいた時期に、『大人の女性で子供の声を出せる人』という飯沢氏の意見で起用が決まった。飯沢氏は黒柳に対し『(個性を)直しちゃいけません。あなたの喋り方がいいんです』とアドバイス。以降、飯沢氏脚本のラジオドラマに起用するなどした、黒柳にとって最大の恩人。24歳差の師弟関係は40年に及び、あまりの固い絆に、家庭のある飯沢氏との“特別な関係”をマスコミも探ったのですが、結局は噂止まり。今では“都市伝説”です」(ベテラン芸能記者)

 元テレビ局員が補足する。

「飯沢氏は警視総監を父に持ち、朝日新聞社勤務を経て劇作家などとして活躍した。第1回岸田演劇賞を受賞、83年には日本芸術院会員にもなった大作家。『自信のない時に掛けられた言葉に勇気づけられた』と黒柳が語ったことがあるように、飯沢氏との出会いが黒柳を作ったのは確かだし、飯沢氏を尊敬し、慕い続けていたのは事実」

 飯沢が亡くなって23年。黒柳に恋愛話はなく、私生活は謎に包まれたまま。

「ドラマにおける飯沢氏の出番は少ないとの話ですが、黒柳の女としての心情を描くのか、師弟関係に留めるのか。注目です」(前出・放送記者)

“道ならぬ恋”をもし描いたら、午後のお茶の間大激震!?