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連載シネマチャート

天才的な数学の才能を持つ7歳の少女の物語 「gifted/ギフテッド」――シネマチャート

〈あらすじ〉

独身のフランク(クリス・エヴァンス)は、フロリダの海辺の町でボートの修理で生計を立てながら、生後すぐに母(=フランクの姉)を亡くした姪のメアリー(マッケナ・グレイス)と、片目の猫と楽しく暮らしている。メアリーが7歳になり学校に通い始めて間もなく、数学の“ギフテッド(天才)”である彼女は問題児になってしまう。メアリーに普通の人生を送ってほしいと願うフランクの前に、絶縁した母イブリン(リンゼイ・ダンカン)が現われ、偉業を成し遂げられるようにと、孫に英才教育を受けさせようとする。メアリーの親権をめぐり母と裁判で争うことになったフランクは、亡き姉から託された秘密の依頼を法廷で明らかにする。

〈解説〉

『(500)日のサマー』のマーク・ウェブ監督作。人にとっての本当の幸せは何なのかを問いかけるヒューマン・ストーリー。102分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆主演少女の演技は達者だが姿かたちのオバサン感に乗れず。話も型通り。『ペーパー・ムーン』’73年はもう少し芸があった。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆監督の職人技は健在だが、この題材にこの語りでは、並の「ヒューマンドラマ」に着地するしかない。背景描写も不満。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆才能がある分失うものがあって当然とする凡人の無慈悲さと、実感を持って生きる事を願う天才の眼差しの違いが面白い。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆難しい題材を爽やかに描いて好感大。フロリダの風景も心地良い。この監督の持ち味は大作より小さなサイズで活きる!

  • 洞口依子(女優)

    ★★☆☆☆小さな天才を巡るいい話。でも安易に詰め込み過ぎ。少女と隻眼猫が奮闘するも大人と葛藤する場面が漏電。隣人役に☆。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
©2017 Twentieth Century Fox
INFORMATION

「gifted/ギフテッド」(米)
TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開中
監督:マーク・ウェブ
出演:クリス・エヴァンス、マッケナ・グレイス、ジェニー・スレイト、リンゼイ・ダンカン、オクタヴィア・スペンサー ほか
http://www.foxmovies-jp.com/gifted/