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ついに歌番組にも進出の“ひふみん” 人気が爆発したいくつかの理由

将棋の通算成績は1324勝(史上3位)1180敗(史上1位) ©文藝春秋

 愛称の“ひふみん”が今年の流行語大賞でトップテン入りするほどの人気者、将棋棋士の加藤一二三九段(77)。

「先月24日に行われた一橋大学学園祭での講演も、650人の席がすぐ満員になる盛況。登場するや間髪を入れず『可愛い』と女性の声が飛び、歓声に包まれた。冒頭の挨拶は『こんにちは。始めます』とあっさりしていても、不思議とそれが愛嬌になる。大半は将棋の話題で、藤井聡太四段(15)との対局話は鉄板ネタ。11月に胆石性急性胆嚢炎で手術したことにも触れ、『過労で倒れたと思った方は極めて未熟です。暇を持て余していたって手術するんですから』とひふみん節は健在です」(スポーツ紙記者)

 タイトル獲得8期、名人位にも就いた大棋士。その独特なキャラクターは将棋ファンの間では昔から有名だったが、昨年、藤井四段のデビュー戦の相手となったことでお茶の間にもすっかり浸透した。

「とにかく強烈な個性。薄くなった白髪、やたらと長く結んだネクタイ、抜けた歯を気にする様子もない早口。鰻好きのエピソードなど同じ話を繰り返し喋り、実は大して面白くないのに話し方と仕草が面白い。“ゆるキャラ”みたいな存在で女性人気は絶大です」(情報番組担当者)

 7月にはワタナベエンターテインメントとマネジメント契約を結んだ。

「同社には文化人枠があり、予備校講師の林修(52)も所属。林がCMの『今でしょ』の台詞で人気を博し、契約したケースと被る。文化人は、本業の実績とキャラがあれば特に事務所がいじる必要はなく、いかに素材を活かせる仕事を入れるかがキモ。天然キャラが最大の魅力のひふみんに、余計な規制をせず自由にやらせているから面白い」(芸能デスク)

 そして今度は、歌手としてテレビ出演を果たすという。

「今秋、ピコ太郎こと古坂大魔王プロデュースで歌手デビューを果たし、12月13日放送の『2017FNS歌謡祭』(フジ系)に出演。音楽番組での生歌を初披露する。講演でも『歌には自信があります。古坂先生から音楽の天才ともおっしゃっていただきました』と歌唱力を自慢。将棋界きってのクラシック通であり、音楽の感性はあると言われています」(前出・記者)

 歌の世界でも名人位奪取!?